現代日本語百科   けふも  お元気ですか

gooブログはじめました!日本語百科です。
現代日本語百科 ⓒ2013gooksky

タリバン

2021-08-19 | ニューストピック

タリバンは女性に危害または殺人を行うとして恐れられる。タリバン勢力がイスラム原理主義であると説明するときには、その根拠は名誉殺人の風習にあるからか。ウイキペディアによると、次のようである。

>イスラームにおける「名誉殺人」
一般には、イスラーム教の教義において名誉殺人が正当化されている、と理解されているが、実際にはイスラーム法によって禁止されているという意見もある。これには、以下の二つの根拠がある。

古典イスラーム法(シャリーア)では婚外交渉はジナの罪として禁止されているが、それは男女を問わない。また、婚外交渉に対する刑は既婚者、未婚者によって違う。
既婚者の場合:石打ちによる死刑。
未婚者の場合:鞭打ちの上、追放。
刑の執行はカリフの権限、とされており、家族に殺害する権利はない。家族による殺人は、禁止されている私刑とみなされる。

>名誉殺人[1](めいよさつじん)とは、婚姻拒否、強姦を含む婚前・婚外交渉、「誤った」男性との結婚・駆け落ちなど自由恋愛をした女性、さらには、これを手伝った女性らを「家族の名誉を汚す」ものと見なし、親族がその名誉を守るために私刑として殺害する風習のことである。射殺、刺殺、石打ち、焼殺、窒息が多く、現代では人権や倫理的な客観から人道的問題としても議論される。一部の文化圏では父や夫以外の男性と同空間滞在(非隔離)した女性や同性愛者が対象となったとされる。殺害被害者は基本的に女性側であり、男性の場合は同性愛者の場合である[2][3]。「名誉の殺人」ともいう[1]。
朝日新聞社『知恵蔵mini』. “名誉殺人”. コトバンク. 2019年10月24日閲覧。

女性の地位、働き、役割について、コーランの教えによるものか。
ここに男性による監視社会が醸成されている。一夫多妻の家庭内がうかがえる。

イスラム教で女性は奴隷?それとも女王様? - SWI swissinfo.chhttps://www.swissinfo.ch › jpn › 宗教とジェンダー_イス...
>スイスでイスラム教と女性の地位の問題が扱われる場合、必ずといっていいほど議題にのぼるのが、スカーフの着用、男女平等、一夫多妻制、女性器切除だ。これらのテーマでは、スイスの文化的価値観と外国の伝統の違いが激しく衝突する。
しかし実際のところ、イスラム教地域の文化、伝統、政治は別として、女性はイスラム教の経典コーランでどのような扱いを受けているのか?スイスの文化とイスラム教の両側面を知る3人のスイス人女性に話を聞いた。
>またコーランに書かれているように仕事をして稼ぐのは男性で、家族の面倒を見るのが女性だという点でも3人の意見は一致している。実際にはそれとは違う生活を送っているヴェルジジさんもその見解に立つ。ヴェルジジさんの家庭では、子ども達が生まれてからは彼女が家族を養うために働き、夫が主夫として家事をこなしている。これについて「コーランで働くことを義務付けられているのは男性だけで、女性は働いてもよいがそれは義務ではない」と彼女達は説明する。
>一方でイッリさんは「イスラムの教えに女性器切除はあるが、それは義務ではない」と話す。しかし彼女によれば、いわゆるファラオリック割礼のような過激な女性器切除は、イスラム教ではなく文化的慣習によるものだという。「イスラム教での女性器切除はユダヤ教の割礼に相当するもので、元々は包皮への切り込みだけだ」(イッリさん)
結論として、イスラム教で女性はどう扱われているのだろうか?イッリさんは「真珠」、ヴェルジジさんは「女王様」のように扱われていると言う。一方でダルヴィッチさんは歴史的に見て「イスラム教の前では女性の価値はなかった」と答えた。


https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM164HJ0W1A810C2000000/
米介入20年「力の支配」限界 タリバン、終戦を宣言
北米
2021年8月16日
>アフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが首都カブールを制圧した。米国は軍事力による「力の支配」でタリバンを抑え込んできたが、これに代わる民主政権を育てることができなかった。過激なイスラム原理主義の思想を抱えるタリバンの復権で「恐怖政治」の再来が懸念されるなか、米に対抗する中国やロシアには影響力拡大の好機となる。民主主義の退潮が加速する恐れがある。
「きょうはアフガン市民にとって素晴らしい日だ。戦争は終わった」。タリバンは15日、大統領府を占拠するとこう宣言した。軍事力で全土をほぼ掌握し、アフガン政府に対して政権移譲の交渉を始めている。
米国は2001年9月11日の米同時テロを受けてブッシュ(第43代)政権が軍事介入に踏み切り、ピーク時には一時10万人の米兵が駐留した。03年にはアフガン戦争と並行してイラク戦争にも乗り出した。
>ベルリンの壁崩壊と冷戦の終結で米国を筆頭に西側陣営は民主主義、資本主義の勝利に沸いた。それから約30年、アフガンやイラクでの民主化の試みは当初の青写真とは大きく異なる。
権力が特定の集団に過度に集中していたり、民主的な制度が弱体化していたりする国では、中国やロシアのような強権国家型の統治モデルが魅力を放つ。中国の広域経済圏構想「一帯一路」による開発援助やロシアとの資源・兵器ビジネスになびきやすい現実がある。

タリバン、新政権樹立に着手 有力幹部が相次ぎ帰国
アフガン情勢
2021年8月18日  


> 国連のグテレス事務総長は16日の演説で「アフガンの女性や少女への人権侵害が深刻化し、暗黒の時代への逆戻りを懸念している」と語った。米メディアによると、アフガンではタリバンの戦闘員が突然家を訪れ、女性を殺害するケースも出ている。


 



ジナの罪  ウイキペディアより
イスラーム法
>イスラーム法で石打ち刑をラジム(アラビア語: رجم)とよんでいる。
現在でもおこなわれている国として、パキスタン、アフガニスタン、イラン、ソマリア、ナイジェリアなどがある。主にジナの罪(通姦、不倫)を犯した者に科せられる。ただし、クルアーンにはジナの罪に石打ち刑をおこなうという明確な記述はなく、ハディースの記述によっている。
「クルアーン」には石打ちについてかかれた以下の6節がある。
第11章91節
かれらはいった。「シュアイブよ、あなたのいうことをまるで理解できない。またわたしたちは、本当にあなたは頼りにならないとおもう。あなたの同族(のこと)をかんがえなかったならば、わたしたちはきっとあなたを石打ちにしたであろう。あなたはわたしたちの間では無力なのである。」
第18章20節
もしかれらが、あなたがたのことをしることになれば,必ず石撃ちにするか,あなたがたをかれらの教えにもどらせよう。そうなったらあなたがたは永久にさかえないであろう。」
第19章46節
かれ(父)はいった。「イブラーヒームよ、あなたはわたしたちの神々を拒否するのか。もしそれをやめないなら、必ずあなたを石打ちにするであろう。さあ永久にわたしからはなれされ。」
第26章116節
かれらはいった。「あなたがやめないなら、ヌーフよ、必ず石打ちにされるでしょう。」
第36章18節
かれらはいった。「わたしたちにとってあなたがたはたしかな凶兆です。もしやめないならば、あなたがたを必ず石打ちの刑にしましょう。ひどいめにあわせてやりますぞ。」
第44章20節
あなたがたがわたしを石撃ちにするなら、わたしそしてあなたがたの主でもある御方に,救いをもとめます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。