
宗教、信教の自由は宗教的権威から人間精神を解放した経緯を持つ。その自由とは、宗教的な、それによる行為、行動を指す。具体的には信仰による習慣などが連想される。また、表現の自由をとらえる。。
以下は、平凡社世界大百科事典、信教の自由 freedom of religion より引用する。
>信仰およびそれに伴ういっさいの表現の自由,したがってまた何ぴとも自己の信じない宗教儀式に参加しなくてよい自由が法律によって保障されること。
信仰は告白,宣教,教育活動,普遍的な愛の行動
抵抗によって自由を獲得しようとする動きが中世の後期に現れる
16世紀に至って宗教改革
17,18世紀のヨーロッパやアメリカの市民革命の憲法思想
国教制をとる国であっても,個人は宗教を信ずる自由や信じない自由,また宗教的活動を行ったり宗教による不利益を受けない自由をもつという〈信教の自由〉(信仰の自由または宗教的自由)
国教制(特定の宗教の優位の公的承認も含む)をとる国は,おもに中南米(キリスト教),アジア(仏教,イスラム教),中近東・アフリカ(イスラム教,キリスト教)の発展途上国に存在する
近代の精神的自由の確立
世界人権宣言等でも信教の自由がうたわれている
政教分離
信教の自由は、人間の魂の救済にかかわる
日本国憲法20条はすべての人に信教の自由を保障し,宗教儀式への強制参加を禁じ,同14条は信条による差別を認めない(信教の自由)。また同20条は国家にいっさいの宗教的活動や宗教団体への特権付与を禁じ,同89条は宗教団体への公金支出を認めない(政教分離)。
[索引語]
freedom of religion バージニア信教自由法 宗教改革(キリスト教) 政教分離 宗教的中立性 宗教的自由 コンコルダート 政教条約 宗教条約 寛容令 国家神道 靖国神社 神道指令 線香護摩加持祈禱死亡事件 牧会権事件 殉職自衛官合祀拒否事件 箕面忠魂碑事件
>信教の自由の3つの自由とは?
(1) 「信教の自由」の内容は、信仰の自由・宗教的行為の自由・宗教的結社の自由であり、思想の自由と並んで、人権宣言の中核をなす最も重要な人権である。 (2) 政教分離原則とは、国家と宗教とを分離するという原則であり、これが信教の自由の保障を促進又は補強するためのものである点は、判例を含め学説も一致している。
思想良心の自由、信教の自由・政教分離 - 憲法調査会 - 衆議院
衆議院
https://www.shugiin.go.jp › html › kenpou › chosa
