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日本言語38 単位文として

2020-09-18 | 日本語言語

日本語に主語を文の必須要素と認めるかどうかが議論の争点であった。それは英語文法の影響で学校文法の規範に、文法の考え方として、文は主語と述語から成立するという説明が行われてきた。そして言語の違いによって、英語文法の主語と述語動詞の関係と、日本語文法の主語述語と規定するものの関係における議論となる。単純化すれば、日本語に主語がないといわれるようになる。文の成立をみるためには主語が不要というわけであるが、それは単位文においてのことで、日本語の文章には主語があるので、それを主題と呼ぶと分析すると、主題は単位文の主語をあらわすとともに文章を統合する。
この文章の単位は日本語にある、いわば文のことである。そこにsentenceを文または文章と捉えて日本語文法に西洋文法を翻訳してきた。どういうことか、文章の単位に句の単位を持つ日本語に、文の単位を移入したことによって、句としてとらえていた言語表現に、主語述語の関係性を見ることになる。日本語の主語を言語現象に明らかにし始めたのである。近代以降の国語はその論理を説明してきたので、国語文法にある文の成分は主語、述語、修飾語にわける。そこに、独立語を入れて、文を説明してきた。文章は、文法の文を成立させることによって文章法のレベルで文の複数を対象とした言語表現の単位となる。
。また




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