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202 取り付ける島

2013-08-10 | 日本語新百科
日本語誤百科 42 ページ  取り付くひまがない を、例題にしている。

ひもとく 日本「誤」百科 というコラムに、日本語新百科をこしらえようとして、日本語はどうなっているかと、日本語百科を書いてしまいました。コラムの著者には解説を簡潔に書いて いくという制約があるでしょう。ご苦労を思いつつ、このようなブログを書くきっかけをくださって感謝いたします。

 42  取り付くひまがない  を、例題にしている。
文化庁の国語課の調査による表題を誤用としている。文脈がないので表現の意味内容をどういう場面で使うかがわからない。調査の意図がよくわからないと、誤用に誘導したような結果になるので大騒ぎして、結局よくわからない。島をヒマと聞き間違えるようなことはあっても、取り付くが取り付けると言う意味だと知る人は少ない。取り付く島 の取り付くは取り付けるであるし、さらにそれを、取り付けるヒマがないというふうに聞き間違えるなら、方言により、火鉢を、シバチと言う類いと言っていられるけれど、取り付く島の意味を聞くのではなくて、取り付く島もない という慣用表現があって、これは打消しを伴った言い方だから、さらに意味の派生を起こしている。取り付きどころと辞書で解説するのも、取り付ける島がない、のではなくて、取り付く島もない、に変わってしまったのである。取り付くの意味が、何か物事に取り掛かろうとすることなら、その時間もないと言う意味が出てきそうなもので、取り付く時間がないとならば、ヒマという語をどうして使うのだろうかと言うことになるだろう。


• デジタル大辞泉の解説
• 取(と)り付(つ)く島(しま)
頼りとしてすがるところ。取り付き所。多く、あとに打消しの表現を伴って用いる。「つっけんどんで―もない」
◆文化庁が発表した平成15年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方である「取り付く島がない」を使う人が44.4パーセント、間違った言い方「取り付く暇(ひま)がない」を使う人が42.0パーセントという結果が出ている。

とり‐つ・く【取(り)付く】
[動カ五(四)]
1 しっかりとつかまる。すがりつく。とりすがる。「救命ブイに―・く」
2 しっかりと組みつく。組みかかる。「岩場に―・く」「一人に五、六人が―・く」
3 新しく物事を始める。着手する。とりかかる。「家の普請に―・く」
4 きっかけをつかむ。手がかりを得る。「―・きようのない難問」
5 (「取り憑く」とも書く)心霊や魔物が乗り移る。つきものがつく。「怨霊が―・く」
6 (「取り憑く」とも書く)ある感情などが根付いて離れなくなる。「強迫観念に―・かれる」
[動カ下二]「とりつける」の文語形。
取り付く島
頼りとしてすがるところ。取り付き所。多く、あとに打消しの表現を伴って用いる。「つっけんどんで―もない」
[補説]文化庁が発表した平成15年度「国語に関する世論調査」では、本来の言い方である「取り付く島がない」を使う人が44.4パーセント、間違った言い方「取り付く暇(ひま)がない」を使う人が42.0パーセントという結果が出ている。


とり‐つ・ける【取(り)付ける】
[動カ下一][文]とりつ・く[カ下二]
1 ある物を他の物に装置する。「防音壁を―・ける」
2 自分の方に引き寄せて獲得する。「約束を―・ける」
3 いつもその店に注文して買う。よく配達してもらう。「―・けている酒店」


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