女子高生が新聞に投稿していた。「休」と言う漢字は人が木の下で休むことから来ていて漢字の成り立ちが解って面白いと言う内容のもので有った。私の記憶ではその漢字の成り立ちはそれほど単純ではなかった筈だと思っていたので調べてみた。
この漢字は人と木とを組み合わせた会意の文字であることは問題はない。木は古い字形では禾(か)の形に書かれ、横木のついた柱の意味である。軍隊が駐在する軍営の門の両脇に目印として立てられ、軍門となった。ここで軍事的な誓約や和平交渉などが行われた。
禾のそばで講和することを和と言う。この字の口はサイと言う誓約や祝詞の文を入れる容器である。この軍門を示す木のそばで戦功の有った者を表彰したのである。それを表した文字が「休」である。白川静著「常用字解」平凡社によれば「休」の漢字の成り立ちを人が木の下で休む意と解するのは誤りであるとしている。
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