wsj日本版から
全日本空輸(ANA)の山口発東京行きANA692便で運航中にコックピットから発煙したトラブルが、東京株式市場で材料視された。米ボーイング787型機「ドリームライナー」だったことで、ボーイングにパーツなどを供給するメーカーの株が売られた。
トラブルのあったANA692便は午前8時45分ごろ、高松空港に緊急着陸し、乗客129人、乗員8人は全員脱出した。これを受け、ボーイング関連銘柄の東レ、三菱重工、川崎重工などの売りが目立った。松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏は「利益確定売りの手掛かりになった」と指摘する。
B787はこのところ機体のトラブルが相次いでいた。7-8日は日本航空(JAL)機が米ボストン・ローガン国際空港で燃料漏れや発煙、9、11の両日にはANAの国内線で操縦室の窓ガラスがクモの巣状にひびが入ったり燃料漏れが確認された。
これらを受け、国土交通省は14日、最新鋭機の安全性を確保するには国交省による独自調査が必要と判断、国交省航空局の職員と運輸安全委員会の調査官で構成する調査チームを設置し、原因調査を始めた。米航空当局はこれに先立ち、同型機の包括的な調査に乗り出す方針を明らかにしていた。
日経平均株価は前日まで4日続伸し、過熱感が出ていたことからきょうは売り地合いだった。16日の取引では5営業日ぶりに値を下げた。下落幅は一時、290円近くまで広がり、前日比278安の1万600円で引けた。
ボーイング関連銘柄:東レ、三菱重工、川崎重工、IHI、富士重工、住友精密、東芝、GSユアサ、ジャムコ、双日ホールディングス、サカイオーベックス、ナブテスコ、小倉クラッチ、島津製作所、大阪チタニウムテクノロジーズ、東邦チタニウム、ブリヂストン、日機装、新明和工業。
記者: 吉池 威
全日本空輸(ANA)の山口発東京行きANA692便で運航中にコックピットから発煙したトラブルが、東京株式市場で材料視された。米ボーイング787型機「ドリームライナー」だったことで、ボーイングにパーツなどを供給するメーカーの株が売られた。
トラブルのあったANA692便は午前8時45分ごろ、高松空港に緊急着陸し、乗客129人、乗員8人は全員脱出した。これを受け、ボーイング関連銘柄の東レ、三菱重工、川崎重工などの売りが目立った。松井証券シニアマーケットアナリストの窪田朋一郎氏は「利益確定売りの手掛かりになった」と指摘する。
B787はこのところ機体のトラブルが相次いでいた。7-8日は日本航空(JAL)機が米ボストン・ローガン国際空港で燃料漏れや発煙、9、11の両日にはANAの国内線で操縦室の窓ガラスがクモの巣状にひびが入ったり燃料漏れが確認された。
これらを受け、国土交通省は14日、最新鋭機の安全性を確保するには国交省による独自調査が必要と判断、国交省航空局の職員と運輸安全委員会の調査官で構成する調査チームを設置し、原因調査を始めた。米航空当局はこれに先立ち、同型機の包括的な調査に乗り出す方針を明らかにしていた。
日経平均株価は前日まで4日続伸し、過熱感が出ていたことからきょうは売り地合いだった。16日の取引では5営業日ぶりに値を下げた。下落幅は一時、290円近くまで広がり、前日比278安の1万600円で引けた。
ボーイング関連銘柄:東レ、三菱重工、川崎重工、IHI、富士重工、住友精密、東芝、GSユアサ、ジャムコ、双日ホールディングス、サカイオーベックス、ナブテスコ、小倉クラッチ、島津製作所、大阪チタニウムテクノロジーズ、東邦チタニウム、ブリヂストン、日機装、新明和工業。
記者: 吉池 威
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