読書など徒然に

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高級ブランドの販売、中国を抜いて米国が再びトップに

2013-02-15 10:06:59 | 経済
wsj日本版から

【パリ】中国の成長著しい高級品市場に世界はずっと注目してきたが、中国以外でも人知れず高級品市場がにぎわってきたところがある。米国だ。

シルクのスカーフで知られるフランスの高級ブランド、エルメス・インターナショナルは12日、米国での販売が第4四半期に21%増加し、1億8460万ユーロ(約231億4800万円)を計上したと発表した。これは同じく米国での販売が好調だったライバルのLVMHモエヘネシー・ルイヴィトンやカルティエの親会社リシュモンの業績を上回っている。グッチを傘下に持つPPRは15日に2013年度の通期決算を発表する。

これだけの成長を経験した後でさえ、エルメスのパトリック・トーマス最高経営責任者(CEO)は米国にまだ「大きな成長の可能性」を見ているという。

米国経済は強い兆候を見せてきた。経済はリセッション(景気後退)から回復基調にあり、失業率は下落し、株式市場は記録的な高値をつけ、住宅価格も改善してきた。その結果、米国の富裕層は高級な衣服や装飾品、宝飾品、美容関連製品などに惜しげなくお金を注ぎ込んでいる。

仏化粧品大手のロレアルで米国部門を率いるフレデリック・ロゼ氏は「高級品部門の勢いは経済成長とかなり関連している」としたうえで、「米国はロレアルにとって成長の主な動力源だ」と話す。


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