読書など徒然に

歴史、宗教、言語などの随筆を読み、そのなかで発見した事を書き留めておく自分流の読書メモ。

不幸な中国の中所得層-給与伸びず、家賃は上昇

2013-03-09 09:13:23 | 経済
By WEI GU

中国には、世界で最も多くの億万長者がいる一方で、7億人の貧農がいる。その中間にいるのが驚くほど少数の不幸な中所得層である。

 北京で開催中の今年の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)に出席している3000人の代表のうち、労働者や農民の比率は2012年の8%から13%に上昇した。農村出身の出稼ぎ労働者(農民工)は昨年の3人から30人に増加した。一方で、富裕層の代表も多く、中国で最も金持ちの最大手飲料メーカー、ワハハ・グループの宗慶後会長も出席している。


Businesses have been targeting China's growing middle class, but it may be some time before this strategy pays off. The WSJ's Wei Gu tells us why China's middle class isn't in a spending mood.

 両側から締め上げられている中所得層はもっと気に掛けられるべきだ。中国衛生部は2011年に、同国の専門労働者の最大51%がうつ病にかかっていると発表した。その理由として、社会の急速な変化や競争の激化、長時間労働、不動産価格の高騰を挙げた。

 コンサルタント会社のチャイナ・マーケット・リサーチのショーン・レイン代表取締役は、自著の「安い中国の終焉(エンド・オブ・チープ・チャイナ」で、「世界の最大のリスクは、中国の中所得層が幸福でないということだ」と指摘し、「彼らは世界で最も悲観的である」と分析する。

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