エンニオ・モリコーネさん 逝去
マカロニウエスタン(イタリア西部劇)と「ニュー・シネマ・パラダイス」
( ある建物の屋上にて 7/1 夏雲 )
イタリアの世界的な作曲家
エンニオ・モリコーネさんが
7月6日に亡くなった
1928年生まれ 91歳だった
私の両親の世代だ
ついこの前 このブログで
モリコーネさんのことを
話題にしていた(6/8) から
「えっ⁈」と驚いてしまった
名作映画
「ニュー・シネマ・パラダイス」
の主題歌を作曲したのが
ローマ生まれのエンニオさんだ
他に マカロニウエスタン映画でも
荒野の用心棒(1964)
夕日のガンマン(1965)
さすらいのガンマン(1966)
死刑台のメロディ(1971)
などの主題曲を次々に発表された
また アンタッチャブル
海の上のピアニスト
ヘイトフル・エイト
などの数多くの映画音楽でも
世界中で広く知られていた
私も青少年の頃に
ワクワクドキドキ、
時にはハラハラしながら
映画を食い入るように観ていた
内容は 一匹狼や無法者を
主人公にしたものが多かったが
エンニオさん本人は
暴力的なものはきらっていたという
(Wikipedia にその事実の記述あり)
私も 大体暴力的な内容や
ホラーものは苦手だが
なぜかマカロニウエスタンだけは
楽しんで観ていたから不思議だ
( 現実から遠いし 割り切って
見て楽しんでいたのかもしれない)
また マカロニウエスタンの
あの独特の雰囲気に
モリコーネ氏の曲は
ピッタリと合っていて
聞いていて背中がゾクゾクしていた
もしかして
イタリアのどこかに
西部劇のような舞台が
あったのではないかとさえ
考えたこともあった
エンニオ氏の曲には
勇ましいだけではない
メロディーの奥深いところで
優しさとか哀しみとか
何か共感するものがある
人好きの 人に優しい
人懐っこいイタリア人の哀愁を
感じてしまうのは
私だけであろうか‥?
また一人 私たちの人生に
深く関わった世界の芸術家が
音楽の巨星が 静かに去った
ps 2020.7.7 草案 7.8 追記
慎重で人見知りな私は
明るく陽気で人懐っこい
イタリア人は対極にある
それで 憧れる生き方でもある
そのイタリアが 経済不振のために
他国の産業や労働者を取り入れ
その結果せっかく築いて来た
歴史あるファッション界の独自性が
廃れていくようで切ない
しかも 交流を深めたために
今回のコロナ禍の甚大な被害を
招いてしまったのはとても残念だ
ここに深く哀悼の意を表し
心よりお見舞い申し上げます
また 少しでも早く終息し
再興されることを祈念します(蛙 🐸)