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絶望名人 カフカの人生論

2020年04月12日 06時28分00秒 | Weblog

絶望名人 カフカの人生論



(画像は 白川のサギ 3/24 )

アルベール・カミュの「ペスト」が

今 日本や世界中の人に  静かに読まれているらしい19476月刊行)

カミュはフランス人で 「ペスト」は

ヨーロッパ中に蔓延したペストを題材にした小説だ(私はまだ読んではいないが  やがて読むつもり‥)

その頃 ペストは 黒死病と呼ばれて

今の新型コロナウイルスと同じように

正体が不明で 治療法も見つからず

致命率(致死率)が  60%から90%に達することもあり  ヨーロッパ中の人たちは  パニックになり  震え上がったと言われている

特に  14世紀に起こったパンデミックでは

世界中でおよそ1億人が  命を落としたと推計されている

私も 子どもながらにその話を知り 

とても怖くなったことを覚えている

先日 たまたまある書店に立ち寄ったら

フランツ・カフカ、頭木  弘樹編集の

「絶望名人  カフカの人生論」が  何冊も積み上げてあった(飛鳥新社 201111月刊行)

カフカの「変身」は191512月刊行

カフカもカミュも  不条理派の小説家として知られている

私は 

昨年末からの新型コロナウイルスの蔓延に

かなり過敏になってきたので

この本は 何か惹かれるものがあった

生活や活動の自粛を要請され

かなり身も心も萎縮しがちな今

ポジティブな発想や笑いが必要かもしれない

実際テレビや新聞などでは

室内でできる体操やマスクの自作などが

紹介されているし  テレビ番組の再放送が増えた

テレビドラマ話題作「恋つづ」(恋は続くよどこまでも)は  佐倉七瀬(上白石萌音)と腕の立つ医師・天堂浬 (佐藤  )の恋愛ドラマ

魔王・天堂に憧れて努力し  看護師になって赴任した七瀬

昨夜(4/11) 録画していた第8話と最終回を見終えた(一番ワクワクしただろう9話は録画忘れ!何ということだ!)

評判通りのハラハラドキドキ、ワクワクで胸キュンのドラマで  コロナ禍のイヤな事も忘れて  しばし楽しんだ

だけど こんな時だからこそ  却ってしみじみとした  心鎮まるようなものも必要だと思う

あの4年前の熊本地震に遭った後

しばらくは放心状態だったし

毎日の「今すること」に追われて

心の余裕なんかほとんどなかった

そして熊本での地震は

全国の中では 世界の中では

何度も起きた震災の一つであるし

テレビでは 熊本の現場を紹介する番組も

どんどん減っていった‥

そんな中で 地震後  テレビ番組を眺めると

地震なんかなかったかのような番組が

いくつも放映されていて

あぁ、地方の熊本なんか  多くの人たちの念頭からは薄れて消えていくんだろうなぁと

予感したものだ

でも 震災後の皆さんの義援金や

支援の手が沢山寄せられてきて

損壊した屋根や壁の修理、

全半壊家屋の解体と更地工事など

大変心強かったし  とても有り難くもあった

被災し先行き見えず  不安が大きく

希望が持てない時は

意外にポジティブな言葉は  うつろに聞こえ

心には響かないことがある

そんな時は

チェロの演奏や静かなドラマなどが

心落ち着いて  エネルギーも静かに

湧いてくるような気がする

それにしても どんな時も笑顔で 前向きで ポジティブ思考のカミさんには

何度も救われて 感謝している

(激甚災害(水害、地震)に二度遭い

娘の急病、両親の早い逝去(70歳)、

初孫の死去、夫の緊急入院など)

ps 2020.3月末草案 4.2 草稿 4.11 追記

「恋つづ」は ハッピーで  クスッと笑え

未来に希望が湧いてくるようなドラマ

七瀬の実家は鹿児島(萌音さんも)

9話の実家編を観たかったなあ‥

上野樹里と玉木宏の「のだめカンタービレ」

を 夫婦でワクワクしながら  笑いながら見たことを思い出した  「のだめ」では のだめ(野田恵)が福岡・大川出身の設定で  親近感も湧いたことも懐かしい

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