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枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

古典落語の醍醐味

2024年02月22日 | Weblog

 古典落語に興味を持ったのは、Aさんのお声かけから桂文我師匠の噺であった。当時は介護施設の激務に心身共に疲労困憊し、特に心は折れ砕ける寸前。噺の語りにも寄るが、自愛に満ちた顔もあり毎回通っていた。気運を削いだのはコロナで、巡業途絶えてしまう。

 万年カレンダーは捲りなので、毎月繰り返す。その都度、内容を確認したり文庫で手持ちのを読んでいた。然し動作や語りの様が分からずなのに、古今亭志ん朝に大当たり。これが気持ちを晴らす効果に覿面で、以後時間があれば画面と噺を愉しむこの頃でもあるのよ。

 昨日は、そこからの検索でもしやと文字を入れたら出た。長年・悠に10年は経過してのことだが、兎の眼。小谷先生役の檀ふみさんを一途に思い、原作は何度も読んでいるし作者にもお目にかかりサインと握手も。生活の改善を殊更に話すが、それらを担う人がいるのだ。

 混乱・惑乱!言葉にならない衝撃に、泪が溢れてしまう。差別でも有、そこで働く他人への配慮を斯く見下した己を知ったのもある。言葉や口では簡単に差別はしていないと言うが、心の中は変えられない。美しくあれば?綺麗や可愛いとの対象ならいいのかと懸念も湧く。

 人間は皆平等であり、自愛に満ちた神の行いと云うものの決してないとも。人間は自分勝手・強欲な生き物に過ぎないのを、言葉で美化する。そういう文章しか書こうとせず、得意・自惚れし驕りの態と成りてに気づく。お遭いし大きく温かな握手されるも、享年72歳没す。

コメント (4)
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