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枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

水無月、朔・大潮

2019年07月03日 | Weblog

 白枇杷が鈴生りであり、甘くて美味しいので捥いでいるが、これが食べきれない。何という贅沢であろうか。リエさんに連絡して、送ることにしたら、着払いにしてちょうだい。と遠慮しながら言うのに、思わず聞き返す。何度も送ってもらっているので、申し訳ないそうだ。リエさんの気持ちで、今回だけね。

 枇杷の種を焼酎に漬けて置けば、冷暗所であれば、何年でも保存ができるが、アルコール度が35℃でないと腐る。化粧水にもなるし、全身に塗布すれば、汗疹に効果。ニキビや吹き出物、水虫、肌荒れにも。体質にも依るので、絶対ではありません。また事前に、ドクダミ茶や刀豆茶も飲んでおくのも好し。

 身体への抗体や免疫を創っておいて、枇杷葉茶を飲用すると効果が大きい。農薬の濃度が薄く、人体には影響は少ない。と言われても、毒は毒です。そういった食物を口にしているのですから、先ずはそれらを取ってからでないと、効果もないことがありますけれど、気長に続けることこそ、養生に繋がるのだ。

 枇杷葉は、言葉では喋ってくれませんが、自然からのエールは耳を澄ませば聴こえるのです。どんな物にも命が宿り、そのけなげさを人間は戴くのです。感謝以外にはないでしょう。植物にも動物にも、あらゆる小さな物にさえ、命は宿っているのです。そのことを忘れないでいれば、治そうと至っていくの。

 便利で簡単な物に慣れ、言葉を使うこともなく、その意味さえも知ろうとせず、面白可笑しく生きていくのも、またこれ幸せなことです。病気になれば、医者に罹り、薬を呑み、手術を行い入院する。それも自分で選んだことですから、いいのだと思います。わたくしには、辛いし哀しいので、自然に委ねて…

 お金があると言うことは、その費用が負担できることですが、わたくしには無い。然し、困っていると聴けば放ってはおけない。何か出来ることであれば、と枇杷葉を上げてしまう。心を籠めることには、相手のことを想う気持ちがあるのだが、それが負担になっても困る。押し付けては効果も消えるのです。

 朝から、白枇杷の実を捥いでいるが、一向に終わらない。枝には半分程が残っている。自分で食べてもいるが、追っつかない。佐藤さとるさん宛てに贈る。仏壇の向こうで、これは旨い!と果汁を滴らせて食べている姿が浮かぶ。枇杷葉は再生能力があるので、今夏にお遭いできるかもしれない。愉しみである。

 新暦の11月になると、何とも佳い匂いが、辺り一面に立ち込めてくる。アロマセラピー効果も。

 

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