枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

気持ちの緩みに・・・

2019年02月10日 | Weblog

 睦月になって、少しばかりの暖かさに、気持ちが緩んできたものか、これまでの気の張りようが無くなったものか、インフルエンザの影響もあって、人出が足らないせいかは不明だが、これまで以上に激務になり、業務をこなすのもしんどい。それでも気力を振り絞っていられる内は堪えられた。

 よくよく考えてみれば、何も張り切ってするばかりでもなく、相当に疲れてしまう。これ以上は無理でもあると思ったら、何だか身体が言うことを効かない。こんな状態が起きるとは想定していなかったが、年齢的にも無理ができない。身体は正直だなぁ、とつくづく実感する。若い時には出来た。

 新聞の休刊日が、毎月あるようになってきて、ネットが普及したことで、不便さは感じない者の、物足りなさが残る。つまりは、活字が読めないと言うか、紙に触れないのが寂しい。書籍の方も同じで、どうにも味気なさが堪らない。ブラッドベリの華氏451度を思う度に、近未来に不安を感じる。

 一冊の本を丸暗記すれば、その役割を果たせるのかも知れないが、紙の意味や、そこに活字があるから、と思えるのだが、勝手な解釈かも。視覚障害者にとっては、音声での方がいいかも、或いは聴こえない者にすれば、どうなのかとも。健常者の立場であれば、何とでも言えるし、思えるのかも。

 日曜日には昼食を用意する。何時ものことだが、施設独自のメニューを考えて出すので、予め手配をしておく必要性がある。買い物にも行かねばならず、調理人も家庭料理ならの者が、施設の者と一緒になって作る。個々に好みが異なるので、毎週準備に追われる。美味しいのは実に静かに摂取す。

 旬の時期の野菜や果物、魚等で献立を考えるのと、色彩のバランスや、並べ方で食べてくれることもある。そういう時の、冷凍品は心強いが、何時もと言う訳にはいかない。これからは蕗の薹や、菜の花、三つ葉等が、道端に山裾に見えて来る。芹も清水に洗われる。刻みの方やお粥の人にも工夫を。

 今夜は、午前中の牡丹雪に慌てたが、月の姿が煌く。夕方の天に浮かぶのは、久しぶりのことだ。雨であったり、曇っていたりとでがっかりしていた。晴れてくれば、気温も低い。寒さが戻ってきたようで用心しよう。明後日には、罹患していた方の熱がこのままであれば、フロアに出て来られるよ。

 初冬の宙は、実に美しいもので、気温も然程でないので、思わず佇む。この世の美しさに眼を瞠る。

 

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