桜の並木が続く中を出勤する。沿道の花に心がざわめく。気温も一気に上がって、25℃以上あるようだ。爽やかを通り越して、暑いのに倒れそうになる。高齢者にはこの気温は堪える。衣類での調整ではあるが、薄着になると寒い。暖房を切って、窓を全開にする。そよ風が気持ち好い。
満月が近くなり、月の出も早くなって来た。午後の4時も過ぎると、天に浮かんでいるのが観える。菜の花や月は東に陽は西に、俳句の表現の絶妙さに、古人の暮らしを重ねる。然し、自然への想いを馳せる者は少なく、勤務先でも、これから咲こうとする、ハナミズキを伐っている。エゴ。
咲いたのを、1枝貰うのはいいかは知らぬが、邪魔にするなら植えねばいいのに。猫でも犬でも、小さい時は可愛いが、大きくなったら捨てるとは。実際、はた迷惑な話では済まないのだ。そこには命があることを忘れてはならない。飼う以上は責任を持ち、最後まで面倒をみなければと思。
すばるの悪戯も、多少下火になってきているが、未だやっと1年である。成りは大きくなったが、3年程は無理だろう。ここら辺で二十歳位かな?リエさんちのロイ位になると、ずっと落ち着くのだが。未だ甘えん坊のすばるは、子どもが嫌いで、声を聴いただけでびくんとする。奥に逃げる。
今朝、出勤時には蕾だった海棠が、ちらほらと咲き始めている。日中の陽気に、一気に開いたようで、気温の威力にたまげる。普段は、水分を嫌がる方も、咽喉の乾きにごくごくと飲んでいた。北風と太陽の寓話を思い出す。グリムもアンデルセンも、古典になった今日、読み返すのもいいか。
就寝時の湯たんぽを、何時止めにするか決めかねるが、やはり当分は外せない。足元が冷えるのは、眠気を促さないし、一向に眠れない。今夜だけならいいが、ずっと寝不足では、仕事に差し支えるので困る。
イタドリが効いたのか、肩が少し軽い気がする。激痛がしていたのが和らいだ。年齢を重ねると、身体に支障が出るのは致し方ないが、仕事となるとそれでは済まないのだ。枇杷葉と、自然からの恩恵を感謝して、日々を乗り切っていかねば。年金だけで暮らせるようなあてはない。厳しいのだ。
昨年の咲いた海棠。この花の形が好きで、買ってきて植えた。近年、花数が減ってきている。