最近、頻回に夢を視る。それも確実性のある夢で、後日分かってびっくりする。何故そうなるのかが分かれば好いが、はっきりしないことが多い。不吉な予感に胸の動悸が治まらないこともあり、どうしてなのか旋律を覚える。そういった特殊能力が、良いのか悪いのかは定かではないが、本人は戸惑うことも。
介護の仕事をしていて実感するのは、どんなに丁寧でやさしい言葉使いでも、相手に届かないことがある。要するに心が籠っていないからで、上っ面だけでしかない。業務を滞りなく、遂行しようとすれば、こちらの都合も優先させる。何処をどうするかで、相手に寄り添えるかは、本人の努力にも依るのが大だ。
認知症だからと言って、何もかも分からないのではない。若い時分の記憶や、していたことは鮮やかに覚えている。先日も、富山の置き薬のコマーシャルに、昔は来ていたことが思い出されて、話しが弾んだ。全く自分一人では忘れていることも、何かでスイッチが入れば、加えて話の広がりがあればいいのだ。
年齢を重ねていると、子どもの頃の記憶には戻れるので、母親位の高齢者なら、糸口さえあれば、幾らでも語らうことが出来る。若い者にはそういったことは不可能だが、図書館に行って調べればいいし、歴史は大切な記憶を呼び覚ます。ハイテクな機械も便利であったり、簡単ではあるが空しいのも事実かな。
桜が満開で、春爛漫という景色だ。辛夷が咲き、木蓮・白木蓮が鮮やかだ。特に白木蓮は、まるで木に下がるシャンデリアで、夕方の闇を薄っすらと照らす。きっと今夜辺りに、舞踏会が開催されるのでは?妖精たちの集まりに、ちょっと出かけてみようかしらん。月も満月が近くなって、そぞろ歩きには好いが。
姫路城の天守閣が新しくなって、未だ行ってはいないので、出掛けるのもいいかもしれない。白鷺城とも別名があるが、家康の孫の、千姫さまが嫁いで来た城だ。お菊の井戸でも有名。夜桜を見に行くと皿を数えている、お菊さんの姿があるかも・・・でも桜は、墨田川のが眺めも良い。ブラタモリを実現させた。
昨年の上京の際の富士山。新幹線から眺めたが、何処から見ても雄大で美しい山ですね。