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枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

ハムレット

2015年05月17日 | Weblog

 生きるべきか・・・、シェークスピアの劇は、真夏の夜の夢に、一時の愉しみを見出させるが、リア王もよかった。蜷川幸雄氏演出であったから、俳優の配役も良く、舞台に魅了された。内容は知っていても、演出のやり方で、雰囲気が鮮やかに変る。

 認知症の症状でも、心が通うと、不思議に意志の疎通が可能だ。生きた来し方にも因るが、本能のままの生活だと、思わず仰け反ってしまう。認知症だからという、許容範囲を飛び越えてしまうと、他の方への迷惑にもなり、困惑の対象に当たる。

 そうなると認知症という枠では済まない。人間としての、資質や思考が拘る。知識をひけらかす必要はないが、基本的なマナーは持ち合わせたい。同居して、子どもが看れる場合ばかりではない。他者との共存は、個々の考え方で、大きく異なる。

 人間は、産まれる時が一人なら、死せる時にも独りだ。三途の川を渡る時の、六文銭があれば、あちらには往けるが、閻魔様に生前の罪を問われれば、獄門台に落ちていく。お釈迦さまのおわします蓮の花には乗れない。それもまた、当たり前。

 朝、目覚めたことに感謝する。今日という一日を生きることを、当座の目標にして、しんどさを隠して働く。そうしないと暮らしが成り立たない。自分のためでもあり、誰かの役に立つかもしれない。果てのない、輪廻転生を夢に視て、歩むしかないの。

 枇杷葉茶の効果には、自分での納得があれば、すんなりと体に吸収される。特に、医者嫌いとしては、藁にも縋る想いである。元気であると言うことよりも、生きることへの希望を見つけたい。一日を無事に終えられる幸せを、無償に祈り感謝する。

 閏長月の月に、魅せられて観入る。月は、いつの月も美しいが、秋から冬に架けての光には、心が惑う。

 

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