立夏 太陽の光熱、いよいよ強く、夏の気立ちのぼる。という意で、立夏と言われる。毎年、五月六日頃である。今朝の冷え込みは、思わず胴振るいがくる寒さであり、この時期の苗の霜が気にかかる。勤務先では、暖房が入っていた。
日中には、風があるものの、初夏の気温になり、23℃前後になってきた。勤務を終えて愛車に乗ると、車内は暑いくらいだった。朝と日中と夕方では、気温が著しく違うので、うっかりすると風邪を引いてしまう。咽喉も可笑しくなり注意。
有馬温泉に、日帰りで行って来ようとしたら、予約が必要だった。事前にもっとよく調べておけばよかった。今回は、中止にしておき、秋口に予約を入れるか。1泊で出掛ける方が、疲れなくていい。近くではあるが、案外にして遠いのだ。
白い花が競い合う季節。シラン、スズラン、木香バラ。小手毬、フリージア、蕎麦の花が咲いている。藤が終わると、桐も済む。次には芍薬、栴檀の花が煙り、卯の花や野茨、通草が開く。笹百合も佇む。かすみ草が、白いベールで覆う。
花苗店で土を購入したら、袋の上を切って、そのまま其処に苗を植えればいいそうだ。縦か横かは、苗の種類にも因るだろう。牛蒡は、袋の淵を折って置き、徐々に伸ばすと、真っ直ぐになるとか。注意するのは、水捌けであるらしい。
蜂がフェンスの影にいて、小さな巣をこさえていた。自然の掟に依るものだが、気づかぬ内に大きくなっていたら、黒い衣類では危険だ。それでも避けれなかった場合、枇杷葉の葉を漬けたエキスが、効力を発揮する。痛痒さが消える。
百足にも同じ効果があり、病院に行ってもらう薬の比ではない。タオルを1枚捨てる覚悟を持ち、エキスを浸して患部に置く。熱が引くまで、繰り返し行う。子どもにも同様の手当てができるが、アルコールが心配なら、枇杷葉茶で対応する。
或いは、患部に生葉を当てるのも良く、痛みはもちろんだが、独特の痒さが軽減する。蝮には使ったことがない。君子危うきに近寄らず。危険な箇所には行かぬこと。それでも噛まれた場合、そいつを捕まえて、口から裂き、幹部に貼る。
店頭の花を見ると、つい手が出てしまう。球根さえ丈夫なら、夏越しをさせると、秋口に芽を出し咲く。