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枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

望・大潮、重陽の節句

2014年09月09日 | Weblog

 昨夜の十五夜は、晴天に恵まれて、煌々と輝く月が観られた。実際には、今夜が満月だが、これも旧暦での行事でのこと。薄も、幾許かは咲いていたようである。かぐや姫は、月に還れたか気にかかる。御伽草子の情景が何やら浮かんで、月に魅入った。

 蕎麦を蒔き、ハーブも植え、プランターの土をひっくり返し、虫を探す。芋虫と、何やら白い回虫のような虫を発見。ナメクジも捕獲。メロンの表皮が破れている。取ってみれば熟して、果汁が流れていた。皮を剥いたら、甘かった。鉈豆が鞘になっており収穫。

 プランターのオクラも取る。布団を干し、洗濯物を広げる。コンビニと郵便局に行く。図書館に出向き、返却する。薄とコスモスが挿してあった。秋、真っ只中、中秋という。それにしても、夕顔と綿は、結局育たなかった。気温が低いと発芽し難いのだろう。

 郵便局で、ふみの日切手を買う。枇杷が描かれているので、再度の購入となった。これまでに枇杷の切手があった?花も実もなかったように、記憶しているが。枇杷の花を知っている人は、少ないとは思うが、初冬に漂う匂いに驚く。通草も薄紫で良い匂い。

 金木犀、銀木犀、枇杷、柊と秋にかけて咲く。独特の香りがあり、風向きで閉口することも。花の絨毯の上を歩きつつ物思う。春の花を楽しむために、挿し木や球根の植え付けをし、麦を蒔き、冬に備える。室内の掃除も取り掛かり、鉢の移動をしなくては。

 この時期に、枇杷葉の剪定を行うが、今年はどうだろう。例年、寒中にすることと決めている。移植も、あまり早くからすると、根を傷める。花芽が咲いてからでも遅くないが、商売には不向きで、趣味に限る。花芽茶は、風味と薬効が際立つ。化粧水にも可。

 黒豆の出荷に、農薬を使う、という話を聴いて、ぞっとした。収穫時の見映えらしいが、残留農薬が気がかりだ。手間隙をかけたり、無農薬でする工夫には、収入が付いていかないそうだ。消費者の買う基準とは、何だろうか?体内への見えない蓄積が怖い。

 某作家さんより、ご丁寧なお便りを頂く。今年の白桃と黄桃のお礼状だが、某作家さんは、筆不精で有名な方であって、夢心地となる。加えて奥様が、娘さんの「そんなに好きなら店で買って来ますよ」と言われたことを書かれていたが、店にはありません。

 仮にあったとしても、鮮度が全く違うし、あんなに美味しくないでしょう。朝捥ぎの、然も丁度好い時期を収穫しての発送です。自慢ではありませんが、だからこそ送らせてもらっているのです。某作家さんが、お元気で作品を書き続けてくれることが、読者冥利。

 フジーリア、マゼンダ色が艶めかしい。春の庭をそこここで咲き競う花々に、冬の寒さを思う日です。

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