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枇杷の葉なし

枇杷の生育や、葉・花芽・種のことを日々の生活のなかで書いていく。

白い花に想う

2008年11月26日 | Weblog
 勤務先からの帰途。道路脇に柊の木があった。小さな白い花がこぼれんばかりに咲いている。その後には、枇杷の樹が立っている。白の可憐な花に、緑の葉がとてもよく合っていて魅せられる。

 冬の寒気に、凛として咲く、白い花の清々しさにはため息の出るような美しさがある。山茶花もどの色もきれいではあるが、白い色の清さに、七色の絹の光りを視るようです。

 もう今は、あちこちの枇杷の樹に、花芽が鈴なりで付いている。けれども実が、花の数だけ生ったかというと、そうでもなく、また他所ながら味が気になるところです。

 我が家の木はさほど大きくなく、せいぜい3mくらいであるのに、よそ様のは、遥かに高い梢である。だいたいが我が家の倍ちかくあります。でも実が付いている様は、我が家のが断然多い。芽を欠くからなんでしょうか?確かに、実が大きくはありませんし、また売り物ではない、ということで自然に任せていますからね。

 やはり、この時期に、剪定をしておかなければ、なんとなく実付きが違うように思えます。枝のどの位置かといえば上の方がいいようです。

 実の収穫時に、便利ですし、野鳥対策のネットを張るには、枝の低い方がいいですよ。さて、それで剪定した枝は、葉や花芽をお茶にしましょう。きちんと計らなくてもいいですが、枇杷の葉の目安は20g~25gです。花芽は、15gにします。香りを楽しむ、といっても結構きついので、注意しましょう。

 風味が損なわれるかな?と心配なら、冷凍庫で保管します。これだと2年は充分に持ちます。ナイロン袋か、タッパーに入れておいてください。花芽を何処かで分けてもらわれる時は、必ず無断で取らない事と、許可をもらいお礼を忘れないようにしてくださいね。

 山の中にあるからといえども、持ち主は居られますから、独断ではしないでください。ネット通販では花芽の販売はないかと思えます。労を惜しまないように、ご自分で探されるのもよろしいのでは?

 淡路田中の枇杷の実と、茂木赤枇杷の種から生った我が家の枇杷の実です。一目瞭然の大きさの違いがあります。この年の淡路枇杷は、甘酸っぱくてとてもおいしかったのですが、仕入れ先の農家によっては、まずいのもありました。

 こちらが農家を指定して選べないだけに、がっかりしました。なんといっても、丹精込めて、作っている物に話をし、かかわっていかなければおいしくならないのだと思えます。

 枇杷の木だけではないことは明かですね。そんな気持ちの通った枇杷になるよう日々願っていますが、元より自然を侮らずにいなくては、としみじみと思いました。

 今日確認したところ、花の苞が、30ほど咲いています。
 しばし傍に佇み、匂いをかぎました。
 
コメント
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