悠山人の新古今

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image077 灯台躑躅

2006-04-27 05:25:00 | images
2006-0427-yim077
title : Enkianthus perulatus
yyyy/mm : 2006/04
notes : とうだいつつじ。一般には満天星躑躅(どうだんつつじ)。験をかついで、受験生を抱える家で苗木を求めるとか。和名・学名は講談社版「四季の花色図鑑」。数日前の自宅。
○風早の美保の浦回の白つつじ
 見れどもさぶし亡き人思へば 【万葉集3-434】(浦回=うらみ)
○細領巾の鷺坂山の白躑躅
 われににほはね妹に示さむ 【万葉集9-1694】(細領巾=たくひれ)
○女郎花咲く野に生ふる白つつじ
 知らぬこともて言はれしわが背 【万葉集10-1905】
「白」はすべて「しら」。万葉集に、はっきりと白と指定されている躑躅の歌は、これら三首だけである。写真の灯台躑躅が、この 「しらつつじ」か。

*now streaming : BACH  |  Bruggen, Bylsma, Leonhardt, Kuijken, - Brandenburg Concerto No.5 in D - BWV1050*
 http://65.19.173.132:4086