12月17日
12月17日
平成17年1月1日より351日目
歩いた歩数 其の距離
本日 11,041歩 7,729m
総計 4,794,235 歩 3,355,965 m
仮想到着地点 新竹(12.12)
孫の結婚式が東京で行われた。普通は「神前結婚」だが、私の子供は「仏前結婚」孫は初めて聞いた「人前結婚」である。しかし結婚する者の企画であるから何も言うことはない。
時は午後5時半、河畔のレストランの強い寒風の吹き荒れる中、「使い捨てカイロ」を貰い、オーバーを来ての参列、花嫁さんは諸肌脱いだイーブニング姿、髪のヴェールが舞い上がる。寒いだろう(いや本人は寒くなんか無いだろう)人前結婚の意味が判った。神父さんが居ないのだ。司会者の指示で式が進められた。宣誓、署名、指輪の交換、愛のキスも済んで、漸く式から開放されたが、寒さに身震いした。しかし道行く人から「おめでとう!」などとの声も掛けられる楽しいシーンもあった。
披露宴はレストランで。乾杯の後、私に「お祝いの言葉」をと声が掛かった。
只今紹介されました高主であります。このような席に身内の者がしゃしゃり出ておしゃべりすることはあまりきいたことがありませんが、せっかくのご指名でありますので一語申し上げさせて頂きます。
新郎真一君 新婦聖子さん結婚おめでとうございます。
皆様方には二人の結婚披露宴に公私ともご多用中にもかかわらずご出席頂ましてありがとうございました。
わたしは高主で、真一君は吉越ですが、真一君は私の孫でございます。実は私の子供3人はすべて女子だったのでお嫁に行きました。で長女は吉越となったのでありますが今も我が家で一緒に暮らしております。皇室では愛子さんが女系天皇になられるムードがありまして皇室典範が変わるような時代でありますから、世が世なら高主真一が誕生したかもしれません。
高主は英語ではハイマスターですね。ハイマスターとはイエスキリストの尊称です。そこでシンイチ・ハイマスターなんてのも楽しいじゃありませんか。
久しぶりなので「親孝行の始めと終わりについてお話をいたします。
身体髪膚敢えて毀傷せざるは孝の始めなり。身を立て道を行い以って父母を表わすは孝の終わりなり。と孝経に書いてありますが、怪我をしないで健康で居ることが孝行のはじまりで、立身出世をして道を踏み外さず、身をただして立派な人になってあの人を育てたご両親はどんなひとなんだろうと言われるようになれば孝行の終着点だ、と言つてるのだと思います。
わたしはこのほかに、ほのかな希望があります。 志を果たして 何時の日にか帰らん 山は青き故郷 水は清き故郷と高野辰之博士が作った小学唱歌がありますが、いつの日にか志を果たして故郷に戻られることをほのかに臨んでおります。
最後に餞の言葉を言います。わたしは
為せばなる 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬなりけり
と上杉鷹山の言葉があります、わたしはこの言葉を人生訓として「為せばなる」の精神でやってきましたが、真ちゃんには
稔るほど 頭を垂るる 稲穂かなを贈ります。
稔るほど 頭を垂るる 稲穂かな
おわりに新郎新婦と本日ご臨席のみなさんのご健勝と末永いいやさかを祈念申し上げ餞のことばに変えさせていただきます。ご静聴ありがとうございました。
宴の最後に信州から駆けつけた親族が中心になって小学唱歌「ふるさと」を合唱して披露宴を盛り上げた。
12月17日
平成17年1月1日より351日目
歩いた歩数 其の距離
本日 11,041歩 7,729m
総計 4,794,235 歩 3,355,965 m
仮想到着地点 新竹(12.12)
孫の結婚式が東京で行われた。普通は「神前結婚」だが、私の子供は「仏前結婚」孫は初めて聞いた「人前結婚」である。しかし結婚する者の企画であるから何も言うことはない。
時は午後5時半、河畔のレストランの強い寒風の吹き荒れる中、「使い捨てカイロ」を貰い、オーバーを来ての参列、花嫁さんは諸肌脱いだイーブニング姿、髪のヴェールが舞い上がる。寒いだろう(いや本人は寒くなんか無いだろう)人前結婚の意味が判った。神父さんが居ないのだ。司会者の指示で式が進められた。宣誓、署名、指輪の交換、愛のキスも済んで、漸く式から開放されたが、寒さに身震いした。しかし道行く人から「おめでとう!」などとの声も掛けられる楽しいシーンもあった。
披露宴はレストランで。乾杯の後、私に「お祝いの言葉」をと声が掛かった。
只今紹介されました高主であります。このような席に身内の者がしゃしゃり出ておしゃべりすることはあまりきいたことがありませんが、せっかくのご指名でありますので一語申し上げさせて頂きます。
新郎真一君 新婦聖子さん結婚おめでとうございます。
皆様方には二人の結婚披露宴に公私ともご多用中にもかかわらずご出席頂ましてありがとうございました。
わたしは高主で、真一君は吉越ですが、真一君は私の孫でございます。実は私の子供3人はすべて女子だったのでお嫁に行きました。で長女は吉越となったのでありますが今も我が家で一緒に暮らしております。皇室では愛子さんが女系天皇になられるムードがありまして皇室典範が変わるような時代でありますから、世が世なら高主真一が誕生したかもしれません。
高主は英語ではハイマスターですね。ハイマスターとはイエスキリストの尊称です。そこでシンイチ・ハイマスターなんてのも楽しいじゃありませんか。
久しぶりなので「親孝行の始めと終わりについてお話をいたします。
身体髪膚敢えて毀傷せざるは孝の始めなり。身を立て道を行い以って父母を表わすは孝の終わりなり。と孝経に書いてありますが、怪我をしないで健康で居ることが孝行のはじまりで、立身出世をして道を踏み外さず、身をただして立派な人になってあの人を育てたご両親はどんなひとなんだろうと言われるようになれば孝行の終着点だ、と言つてるのだと思います。
わたしはこのほかに、ほのかな希望があります。 志を果たして 何時の日にか帰らん 山は青き故郷 水は清き故郷と高野辰之博士が作った小学唱歌がありますが、いつの日にか志を果たして故郷に戻られることをほのかに臨んでおります。
最後に餞の言葉を言います。わたしは
為せばなる 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬなりけり
と上杉鷹山の言葉があります、わたしはこの言葉を人生訓として「為せばなる」の精神でやってきましたが、真ちゃんには
稔るほど 頭を垂るる 稲穂かなを贈ります。
稔るほど 頭を垂るる 稲穂かな
おわりに新郎新婦と本日ご臨席のみなさんのご健勝と末永いいやさかを祈念申し上げ餞のことばに変えさせていただきます。ご静聴ありがとうございました。
宴の最後に信州から駆けつけた親族が中心になって小学唱歌「ふるさと」を合唱して披露宴を盛り上げた。