百歳に向かってもう一度世界一周

百歳に向かってもう一度「歩いて世界一周」に挑戦したい。日中友好董存瑞育英基金を充実したい。富士登拝・・・

真珠湾攻撃

2005-12-09 17:04:15 | 随想
12月8日

12月8日
 平成17年1月1日より342日目
    歩いた歩数   其の距離
 本日   14,591歩   10,214m
 総計 4,660,257 歩 3,262,180 m
仮想到着地点   台北(12.06)

 今から64年前の今日、私が朝の掃除ではたきを掛けて居たとき、ラジオから突然軍艦マーチと共に、「帝国陸海軍部隊は西南太平洋に於いて米英両国と戦闘状態に入れり。」という臨時ニュースが報道された。

 私はその年、芝商の2年生で夏休みで「日米交渉」をテーマに取り組んでいた。アメリカは日本軍の中国大陸からの撤退を求めて在米資産の凍結、石油の対日輸出の禁止など何かと干渉してきた。日本は国民に多大な犠牲を強いて占領した地域であり、大東亜の盟主として欧米の列強からアジアを開放して大東亜共栄圏を結成するという理想に燃えていたので交渉は難航していた。
 
 当時の日本は全体主義国家であり、戦時体制化で報道についても統制化にあったので、政府の発表を真に受けていた私たちは、欧米の干渉に業を煮やしていた。わたしはこの開戦の報道に暗雲が一度に吹っ切れてはたきを振って歓迎した。

 続いて「真珠湾の奇襲攻撃の大戦果、イギリスの戦艦プリンスオブウェールズ巡洋艦レパルスを撃沈してイギリス東洋艦隊の撃滅、山下中将指揮下の陸軍はマレー半島に上陸してシンガポール目指して進軍を開始するといった大戦果に手の舞足の踏むところを知らぬほどの興奮を覚えた。

 御民われ 生ける験あり 天地の 栄ゆる時に 会えらく 想えば

 これは当時の実感である。私だけではない。国民挙げて神国日本に歓喜した一日だった。この日を「大詔奉戴日」として国旗を掲げ、皇居を遥拝して必勝祈願を義務付けられた。山手線で学校に通っていたわたしは行き帰り電車の中で皇居に向かって最敬礼したもんだ。 

               
                       秋津北畑の道陸神