北の旅人

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「近いうちに選挙」ーわれわれが考えるべきこと

2012-09-10 14:45:51 | Weblog

民主党党首選、自民党総裁選、日本維新の会の結党と、政治の動きが慌ただしくなってきた。しかも、「近いうちに解散」ということだから、政治家および政治家予備軍にとっては腰が落ち着かない。われわれ有権者も、各政党や候補者たる人たちの政策・人物などを注意深く見ておくことが大切だ。

テレビなどを観ていると、「誰がなっても変わらない」という声が必ず聞こえてくる。しかし、こんな無責任な発言はない。果たして、この3年間だけを振り返ってみても、誰がやっても変わらなかったのか。明らかに変わったのではないか。以前より「悪い方へ」。現状維持ならまだ良いが、それより悪くなっては困るのだ。だから、われわれ自身が、政治や選挙に真正面から向き合わなければならないのだ。

今、確かに「橋下旋風」が吹き荒れているが、それにしても、既成政党や政治家が右往左往しているのは、何とも情けない風景だ。自己改革が進められないために、スピード感をもって事を進める橋下氏に圧倒されているのが現実だ。ただ、日本維新の会にしても、果たしてどれほどの魅力ある候補者を立てられるのか甚だ疑問だ。この短期間で、数回の講義を受け、何回かの街頭演説などを経験して選挙の準備に入るというが、選挙はそんなに簡単なものではない。

やはり、何らかの形で政治に関わってきたからこそ身に着くことも多い。地方議員経験者などもいるようだが、多くは素人集団の感は否めない。既成政党においても、「何とかチルドレン」といって粗製乱造で誕生した議員が多数いたが、あっという間に消えて行った。

東国原氏にしても中田氏にしても、一旦、引っ込んだ人間が何で昔の名前で出てくるのか?宮崎県知事として、横浜市長として、どれほどの実績を残してきたのか?公約通りの実績を評価されてきたのであれば、県民や市民が簡単には止めさせずに引きとめたはずだが。合流することになった国会議員にしても、民主党や、みんなの党では選挙に勝てないと見限っただけとしか思えないような顔ぶれだ。こんな寄り合い所帯の政党が一時的に多くの議席を得たとしても、今の民主党の二の舞になるのは明らかだ。

確かに、橋下氏の政治家としての発信力、決断力、行動力があることは認めるが(以前、橋下氏は平成の龍馬になれるかというブログを書いた)、その後を見ていると、いかんせん、その他のブレーンは、はっきり言ってパッとしない。ただ、既成政党に対してショックを与え、一種の眠気覚ましの役割を果たしているということだけは言えるだろう。

「国民は、その国民と同じレベルの政治家(政治)しか持てない」という言葉があるが、過去の失敗に、しっかりと学び、賢明な選択をしたいものだ。



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