北の旅人

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2014GW「にっぽん丸」日本一周クルーズ⑨-江差

2014-06-11 13:46:23 | Weblog

5月3日 9:00江差沖へ。通船により上陸するも、波が高くツアーに参加する乗客を降ろし、「にっぽん丸」は、急きょ函館港に寄港 することに。


江差港。


歴史の香り高い江差らしい出迎え。


「いにしえ街道」と呼ばれる通り。江差は明治の初めまで、北前船によるニシン漁とその取引と檜財交易で栄えた。その当時の建物(問屋蔵、商家、町屋、社寺)が海岸線沿いの下町に多く残されていた。これら、歴史的建物を後世に伝えるため、「歴史を生かすまちづくり事業」を進め、平成16年に街路事業が完了した。

情緒あふれる個性的な街並みへと変わった。

マンホールの蓋。オランダ製軍艦「開陽丸」、かもめ島の瓶子岩、カモメと日本海 「江差」の名入り。 

5月3日限定版の観光案内チラシ。この日のイベントや、観光客への「おもてなし」案内など、きめ細かな心配りが素晴らしい。

京の香りを残す鰊御殿「横山家」。200年以上の歴史があり、漁業、商業、廻船問屋を営んでいた。今の建物は約60年前に建てられたもので、北海道文化財に指定された。ニシン漁全盛期当時の生活用具などが陳列されている貴重な建物の一つ。

江戸時代には3万人(現在は8,500人)の人口を有し、「江差の五月は江戸にもない」といわれ、商業の町、文化の町として繁栄を極めた。民謡の王様「江差追分」や伝統芸能、生活文化など有形、無形の遺産が数多く伝承・保存されている。

 



                                                                                         (つづく)

 

 



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