鯉釣りエサは昔から「さつまいも」であり、今も変ってない。初心者は釣具店にある市販のエサを利用するとよい。自作する時は鯉釣り雑誌を参考にするとよい。現在、春秋の年2回専門誌が出ており、「鯉釣りマガジン」は初級~中級向きに、「新大ゴイ倶楽部」は中級~上級向きによいと思う。私は自作エサが多いのでここでの書き込みは省略する。エサを作る時の注意点は「手をよく洗う」事だ。機械の油、ガソリン、くすり、タバコ、整髪料、化粧品、などが手についたままエサを扱うと鯉にバレてしまうので注意の事。
高知特有のエサを紹介する。
1… ヒガシヤマ
これは高知特産の干しイモである。エサとしては、冬は7ミリ角~1センチ角に、 春夏秋は1センチ~1,5センチ角にカットしてハリにかける。水温にもよるが 2~3時間でトウフ位にやわらかくなる。12月中旬頃から3月下旬頃まで市販 される。1袋200g入りで300円位だ。
春、秋の大物ねらいには2センチ角を2~3枚重ねてヘアリグ仕掛けにする。
2… かんたろうミミズ
四国山脈に住む巨大ミミズで、正式名称を「シーボルトミミズ」と言う。青紫色で 直径1~1,5センチ位、長さ30~40センチ位だ(2年物の平均サイズ)。春 と秋の2回山の斜面を移動する。春雨の降る夜間に谷から上に移動し、秋雨の降る 夜間に山から谷へ下りて冬眠の準備をする。 このミミズでは巨大なジャミ=ニゴイ、ナマズ、雷魚、バス、巨ベラ、カメ、ウナギ、スズキ=も食ってくるので、特に夜間の使用は注意が必要だ。