恥ずかしい歴史教科書を作らせない会

改憲で「戦争する国」、教基法改定で「戦争する人」づくりが進められる今の政治が
将来「恥ずかしい歴史」にならぬように…

長崎市長銃撃

2007年04月18日 | 国会・政党・選挙
伊藤長崎市長、銃撃され重体 容疑者、殺すつもりだった

 長崎市は、私の祖父が62年前の8月9日に爆死した地です。
 爆心地近くでしたので、祖父の墓には遺骨どころか遺髪すら入っていません。

 その長崎市で現職の市長が、その選挙のさなかに襲われました。
 長崎市長襲撃は、右翼に襲われた本島等氏以来、二度目です。

 逮捕されたのは、指定暴力団山口組系「水心会」会長代行である城尾哲弥容疑者で既に殺意を認めていると報じられています。
 代行とはいえ、その組織を預かる者が殺りに行ったとすれば、生半可なトラブルでないことは推して知るべしです。

 警察庁の資料に「警備状況を顧みて -回顧と展望-」と題するものがあります。ここには「国際テロ」「北朝鮮」「不法入国・滞在事犯」「オウム」「右翼」「過激派」「共産党」など、警察庁が敵視する存在の動静が的確に記されています。

 しかし、そこに「暴力団」の文字はありません。
  
 政治と暴力団との関係で言えば、癒着にしろ悶着にしろ多くの事例があったはずですが、なぜ今「ノーマーク」なのでしょうか。

 「汚れ仕事」や「二足草鞋」、もう死語だと思っていたキーワードが浮かんでは消えます。
 警察が本当に守ろうとしているのは、一体何なのでしょうか。

 今はただ、支持・不支持を超えて、市長の一刻も早いご回復をお祈りするばかりです。


※18日1:30頃にこれを書きましたが、伊藤一長市長はその約1時間後にお亡くなりになりました。謹んでお悔やみ申し上げ、ご冥福をお祈り致します。合掌。