まぬ家ごめ助

姓はまぬけ、名はごめすけ、合わせて、「まぬ家ごめ助」と申します。どうぞお見知りおきを。

登山記(7)

2023-09-01 04:50:04 | 日記
7月16日 下山

登山は、とにかく下山が、辛い(泣)

そういえば、まだ小学生のガキだった頃に、富士山に登頂したことがありますけれども、あの時なんかは、まだ元気でした。下山の時も、足が軽かった。けれども、おっさんになりますと、というか、登山慣れしていないメタボ中年にとっては、強烈な困難、高いハードルとなってしまうわけです。

言い訳になりますが、僕の足って、尋常ではありません。長さは標準ですが、幅がGサイズ。しかも扁平足。既成の登山靴なんぞ、フィットしないのです。ちなみに僕のスニーカーや靴下は、必ず、親指部分に穴があきます。必ず、です。しかも、消耗が激しい。つまり、足の形が尋常ではない上に、歩き方にも問題があるのでしょう。

今回、膝の痛みが出なかったのは、ラッキーでした。この点については、ラッキーだったとしか言えません。けれども、両足の親指の痛みについては、酷くなる一方でした。登りや、平地の歩きには支障がないのですが、下山時は、どうしても、親指に負担がかかってしまうのです。

ちなみに、今日は9月1日で、登山からそれなりの月日が経過していますが、左足親指の爪は、真っ黒のまんまです。つまり、出血痕が残っています。今は痛みはありませんが、「名誉の負傷」byたぬき語、は、まだまだ消えそうにありません。

最初に不調を訴えたのは、Y夫妻の奥さま。腰痛。でもまぁ、荷物を先生に背負ってもらう程度でした。何の因果か、次の不調者はY夫妻の旦那さまで、こちらは膝。夫婦仲良くダウン。みたいな。急かしたり、非難するような仲間はいませんでしたが、ご両人の負担というか、心中は穏やかではなかったことでしょう。やがて我々は、二手に分かれました。つまり、夫妻を残して、I先生に委ねて、残りの19人は、F先生の先導で、歩き始めることになりました。

その途中、若い山ギャルが、下界の暑さが増すような状況の中で、熱中症のような症状で、具合が悪くなってしまうようなことも、ありました。その時は、仲間たちが、冷感スプレーを使ったり、冷感タオルを渡したり、塩飴を進呈したりなんかして、フォローしていましたね。素晴らしかったです。

とにかく、ゴール地点の御座石鉱泉まで、なだらかな道がほとんどありません。崖が迫っているような足場の悪い細道も多い。あぁ、ひとりで来なくてよかった!だって、ソロだったら、くじけそうですもん。仲間たちに迷惑をかけたくないから、がんばる。限界を限界と感じず、自らを鼓舞出来る。

休憩中に、あ、なんか涼しいな、そう思って振り向いたら、若い山ギャルが、僕に向けてウチワをパタパタしてくれていました。
「ありがとうございます(笑)」
「いえいえ、なんか、しんどそうなので(笑)」
あぁ、周囲からも、余裕がなくなってきていることが、わかるんだな・・・。
彼女の優しさもあるでしょう。というか、優しさなのでしょう。しかし、これ以上離脱者が増えてしまうと、到着時間がさらに遅れ、全体の行動に支障をきたしてしまう、そんな打算もあったのかなぁ。

ともあれ、ゴール!
旅の仲間たちのお陰です。感謝です。
自分としては、登山中の飲酒を我慢できたことが、よかった。
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