まぬ家ごめ助

姓はまぬけ、名はごめすけ、合わせて、「まぬ家ごめ助」と申します。どうぞお見知りおきを。

国境の論理 弱者と強者の論理

2022-04-19 23:19:15 | 日記
勇気ある発言であり、重要な指摘でもある。
ロシアは悪である、という全体主義的な思考に陥る前に、先ずは押さえておかなくてはなるまい。

けれども、既にこの戦争の現実は、政治家(あるいは軍人や歴史家や大学教授)レベルの思考を超えてしまっている。
つまり、市民、庶民レベルでさえ、お互いに引くに引けない状態になってしまった、と、言えなくもないような気がする。

かつて、(物理的に面積の広い)大きな国の統制・統治の難しさが、悲劇を伴うこともあり得ることを、司馬遼太郎さんが指摘していたと記憶しています。
僕なんぞが言うまでもなく、社会主義もしくは共産主義と民主主義では根本的に考え方(国の成り立ち)が異なっているということも理解しておきたいところ。
(合衆国も大国ですが、少なくとも州単位によるいわば独立的な自治は機能している)

庶民レベルで捉えると、現状では、ウクライナ側に痛みが伴いすぎていると感じてしまうからこそ、肩入れしてしまうという側面は、否定出来ませんでしょう。
さらに言えば、この戦争・紛争の早期終結への道筋、落としどころが、ウクライナ勝利という筋書きの方が描きやすい、という側面もあるような気がしています。


ジョン・ミアシャイマー
コメント