紫苑先生へ（彼女を大切にして下さいませ）

紫苑先生、疲れちゃったねぇ。あのぅ、そんなこんなで、勤務変更があったもんだから、もしかしたら君は、その点において、僕に負い目を感じているのかもしれません。

でもね、まぬけさんとしては、君の存在そのものに、救われているのだから、本当にお安いご用なのです。これっぽっちも苦ではありません！だって、君は、僕に真っ当な文句を言える、貴重な人なんだもん。だから、君の言葉には、素直になれるんだもん。さらに言えば、そもそも、若者から教わることって、多いのです。例えば、スマホの扱い方とか（笑）

騙されないで下さいませ。この国においては、残念ながら、威張っている人の地位が更に高くなってしまう、つまり、権力に弱い、な～んて傾向があるのです・・・。でもさ、そんな輩に対しては、自惚れないで欲しい、偉そうに振る舞わないで欲しい、そういう態度で正解なんだよ！だって、シャクにさわるでしょ！！そうして、その感覚は、正しいと思うのです。だから、もっともっと、己の直感を、大切に育んで下さいませ。

そうして、振り返ってみる、ってぇと、僕らは少し、考える必要があるのでしょう。例えば、人の考え方や行動を改めさせる、な～んて、おこがましい、ってことを。例えば、コーチはお手本を示すことしか出来ない、ってことを。そうして、学ぶ意思がなければ、本当の意味では、教わることは出来ない、ってことを。

引き継ぎ（翼さんへ）

大切なことは、引き継ぐこと。

むろん、時代は変わる、というか、嫌がおうにも流れ続けますけれども、本質、つまり、原理・原則は、何も変わらないのですから。

後輩たちに恵まれたことを、誇りに思い、頼もしく感じています。

人それぞれの方法論があり、違いはあるにせよ、僕の意思、つまり、先人たちの熱い情熱を、受け継いで下さっているなぁ、と。