■Dr.V.ワルター(第31話) 発表1970年1月
評価 ★★★★
依頼人 KGBカリーニ・オルガ
ターゲット Dr.V.ワルター
報酬 不明
今回弾丸発射数 6 / 通算弾丸発射数 171
今回殺害人数 10/ 通算殺害人数 144
今回まぐわい回数 1/ 通算まぐわい回数 20
<ストーリー>
アメリカに亡命した元モスクワ大学教授の殺害をKGBより依頼されたゴルゴ。沖縄での狙撃となるのだが・・・
<この一言>
KGBには人を殺したがっているやつが、おおぜいいるだろう
<解説>
ゴルゴ史上初の日本(沖縄)が舞台となる作品。特筆すべきはゴルゴの白兵戦だ。KGBの裏切りにより3名のKGB職員と格闘となるが、ゴルゴのファイティング・スタイルは空手がベースになっていることが確認できる。手刀、正拳突、上段蹴など正統的な空手の技を繰り出している。本作の舞台が空手のルーツと言われる沖縄であることを意識してのことだろうか?それともゴルゴのルーツは沖縄に関係があるのだろうか?
なお、 第9巻-5『暗い街灯の下』 で、本件は1970年1月8日に発生したことが明らかになった。
ズキューン
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沖縄が日本に返還されたのは1972年の4月だったのではないかと思います。と言うことで、この頃の沖縄はアメリカ領琉球自治政府管轄の地域となります。日本ではない証拠にエピソード冒頭に出てくる漁船名は「第一慶良間丸」ではなくて「1 KERAM MARU」です!(笑)
それにしても文中の「沖縄返かん」、何故「沖縄返還」となっていないのでしょうか?当時は「還」は活字に出来なかったのでしょうか?
ご指摘ありがとうございます。歴史認識に欠けた記述でした。しかし、このあたりのゴルゴは、よく話すし荒々しいアクションが多いですね。若さが漲っています(笑)
今なら「この監視網から脱出できるのは君をおいて居ないので頼む」などと礼を尽くして依頼されるでしょうから隔世の感が有ります。
まあ、この話におけるKGB職員殺戮などからゴルゴを裏切ればどうなるかが知れ渡っていったのでしょうね。
>KGB職員殺戮などからゴルゴを裏切ればどうなるかが知れ渡っていった
なるほど~言わばゴルゴの実績作りの時代だった訳ですね。若い内は誰しも苦労するのですね(しみじみ)