ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第9巻-5暗い街灯の下で

2006-10-15 00:13:04 | 第006巻~第010巻

■暗い街灯の下で(第43話) 発表1970年7月

評価    ★★★★

依頼人  なし

ターゲット  ジェフ・カーナビー

報酬    なし

今回弾丸発射数    2 / 通算弾丸発射数 233

今回殺害人数      1/ 通算殺害人数   214

今回まぐわい回数  0/ 通算まぐわい回数   28

<ストーリー>
「仕事」でロンドンを訪れたゴルゴ。届くはずの小包が到着せず、ゴルゴ愛用の銃が第三者の手に・・・

<この一言>
どうも・・・

<解説>
仕事でロンドンを訪れたゴルゴにハプニング発生!アーマライトを分解し機械部品のサンプルとして送った小包がホテルに届かず、「スカル・アンド・クロスボーンズ」なる集団の手に渡ってしまう。この集団のリーダー「ジェフ・カーナビー」は、アーマライトを手に次々と少女ばかりを射殺する。ロンドン警視庁はMI6と協力、線条痕より銃器をゴルゴのアーマライトと特定する。ロンドン警視庁はゴルゴへの疑いを深めるが、ゴルゴをよく知るMI6ヒューム部長はゴルゴの仕業でないと断言する。ヒューム部長は 第3巻-3『メランコリー・夏』第3巻-5『ベイルートVIA』第6巻ー3『17人の渇き』 に続き4回目の登場で、ゴルゴとは腐れ縁と言えよう。ヒューム部長はゴルゴを「あらゆる階層の大物を抹殺する仕事をうけおう冷徹なプロ」と評している。
ゴルゴは、ジェフ・カーナビーを仕留め、カーナビーの死体の側に愛銃「アーマライトM16」を残して立ち去る。アクシデントでゴルゴの仕事が阻害されるという極めて希なケースが描かれている本作は、小作品でありながらも大きな意味がある。

また、ゴルゴに関するプロフィールもMI6の資料により明らかになっており、「眼:褐色、髪:黒」ということが判明している。この資料は 第7巻-2『Dr.V.ワルター』 事件に関するレポートで、本作により『Dr.V.ワルター』事件は1970年1月8日に発生したことが明らかになった。『Dr.V.ワルター』事件はKGBとCIAがからむ案件でMI6は関与していない。MI6が『Dr.V.ワルター』事件をファイル化していることから、冷戦下の諜報活動がいかに活発だったかが窺われ、「史料」としても非常に価値の高い作品となっている。

ズキューン

ゴルゴ13 (9) 巻掲載
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