■ナイトメア(第242話) 発表1986年5月
評価 ★★
依頼人 アルゼンチン軍部
ターゲット 元アルゼンチン空軍大尉アントニオ・カルーソ
報酬 不明
今回弾丸発射数 1/ 通算弾丸発射数 1,366
今回殺害人数 5/ 通算殺害人数 1,466
今回まぐわい回数 1/ 通算まぐわい回数 83
<ストーリー>
フォークランド紛争でイギリス駆逐艦に体当たり攻撃をした「アルゼンチンの英雄」は、イギリスMI6のスパイだった。アルゼンチン軍部は英雄の正体をつかみ・・・
<この一言>
アントニオは・・・死んだんだな?・・・
<解説>
フォークランド紛争でイギリス駆逐艦に体当たり攻撃をして死亡した「アントニオ・カルーソ」は、『アルゼンチンの英雄』として人々に記憶されていた。しかし、アントニオはアルゼンチンを裏切ってイギリスMI6のためにスパイ行為を働いていたのであり、現在は正体を隠して隠匿生活を送っていた。アルゼンチン軍部は再調査により、アントニオが「ロペス」という名前でアルゼンチン内に潜んでいることを突き止め、ゴルゴに殺害を依頼する。
ゴルゴはアントニオの元婚約者という娼婦「クレオ」を連れ添い、アントニオの所在を探る。一方のMI6もアントニオをイギリスに亡命させるため、アントニオへの接触を急ぐ。ゴルゴはロペスを名乗るアントニオとおぼしき男の近くでクレオと別れ、クレオとロペスを対面させる。ロペスは思わずクレオに声をかけてしまうが、ゴルゴはこの瞬間ロペスがアントニオであることを確信、アントニオ殺害を果たす。
本作は依頼時に真のターゲットが確定されておらず、ゴルゴが真のターゲットを確認する際、スコープ越しに読唇術を駆使している。真のターゲットを探す内容としては、第68巻-2『真実の瞬間』・68巻-3『スタインベック三世』があり、読唇術が登場する内容には第68巻-4『偽りの五星紅旗』がある。同様の手法を用いた短編が偏って掲載されており、いささか食傷気味であることは否めない。
ズキューン
ゴルゴ13 (70) 巻掲載
ゴルゴ13 144巻(最新刊)発売
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>読唇術へのコメントはネタ切れです(笑)
(大笑)きっと、さいとう先生やシナリオご担当の方も、ネタに困るのでしょう。「跳弾」ネタが頻発したこともありました。