■沸騰(第182話) 発表1981年6月
評価 ★★★★★
依頼人 リオ警察本部コルテス署長
ターゲット ネオ・ナチ”必殺隊”の殲滅
報酬 不明
今回弾丸発射数 15/ 通算弾丸発射数 1,130
今回殺害人数 23/ 通算殺害人数 1,078
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 76
<ストーリー>
治安が悪化したブラジル・リオ。ネオ・ナチ組織は、治安悪化によりビジネス収益が減少したため、”必殺隊”を投入し強盗を殺戮する。警察は”必殺隊”の抹殺をゴルゴに依頼するが・・・
<この一言>
俺に罠を仕掛けた理由を聞かせてもらおうか、署長・・・
<解説>
ブラジル・リオデジャネイロの犯罪発生率は世界一となり、治安が極度に悪化していた。リオに拠点を置くネオ・ナチ組織は、治安悪化によりビジネス収益が減少したため、傭兵部隊”必殺隊”を組織し強盗の殺戮を行う。ネオ・ナチ組織が必殺隊を動かしていることを知らないブラジル警察本部は、ゴルゴによる必殺隊の殲滅を計画し、ネオ・ナチ幹部「ムンツ」にゴルゴを雇うために献金を要請する。
ネオ・ナチ組織の総統は、ゴルゴ抹殺のチャンス到来と考え献金を指示、必殺隊はゴルゴを迎え撃つ。ホテルの「13号室」を舞台にした戦闘でゴルゴは必殺隊を殲滅、依頼人である「リオ警察本部コルテス署長」に真意を確かめると、ムンツの名前が浮上する。ムンツの始末に出かけたゴルゴは、ムンツがネオ・ナチの幹部であることを知り、ネオ・ナチ組織との全面戦争を決意する。
ホテルの13号室を舞台にした戦闘シーンが圧巻である。描写により確認できる死人は23名であるが、「死傷者が多すぎて病院に収容できません」とのセリフがでてくることから、殺害された人数はこれ以上であろう。ゴルゴ恐るべし。チンピラのセリフがゴルゴの凄みを的確に表している。
「や・・・やつの目・・・人間じゃねえ・・・」
ネオ・ナチとの闘争を描いた一連の名作
『アラスカ工作員』(第10巻-2)
『鎮魂歌に牙を』(第10巻-3)
『リオの葬送』(第10巻-4)
『ナチス鉤十字章は錆びず』(第10巻-5)
『ラ・カルナバル』(第10巻-6)
と本作は関連がある。『ラ・カルナバル』に登場する「ワルター・フォン・オーベルト」は、本作に登場するネオ・ナチ組織に属していたが、ネオ・ナチ組織より離反して行動を起こしていたことが本作で判明する。ゴルゴ対ネオ・ナチの因縁は『ラ・カルナバル』シリーズに起因しており、根深い対立軸の原点がここにあるのだ。
ズキューン
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ゴルゴが自分に罠を仕掛けられたとして・・・というところでしょうが、それでは当たり前すぎて、面白くないので。
ゴルゴと署長が二人でいるところを賞金狙いのチンピラが狙った→ゴルゴはよけて署長に命中→ゴルゴがチンピラをシュートして完了。
というのはどうでしょうか。
それではまた(^O^)/~