■ある女の視界(第504話) 発表2003年3月
評価 ★★★
依頼人 車工場を営むオヤジ
ターゲット カーデザイナー『ロッティ』
報酬 不明
今回弾丸発射数 1/ 通算弾丸発射数 2,921
今回殺害人数 1/ 通算殺害人数 5,324
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 117
<ストーリー>
カーデザイナー『ロッティ』のデザインした新車『ブラックバード』のスクープを狙う女性カメラマン『フリーダ』。ロッティの周りにはある男の存在が・・・
<この一言>
俺に、かまうな・・・
<解説>
『フリーダ』は、新車のスクープ写真を狙う女性カメラマン。有名カーデザイナー『トッティ』のデザインした新車『ブラックバード』のスクープを狙うも、事故を起こして湖に車ごと転落。自力で脱出したフリーダは、湖底に沈んだ車に取り残されたドライバーの『ロイ』の救出を通りがかりのゴルゴに依頼する。ロイを救出後、黙って立ち去るゴルゴ・・・。
フリーダはトッティのデザイン盗作疑惑を追及すべく、トッティを直撃する。ボディーガードに取り囲まれたフリーダを救出したのは、またもゴルゴであった。トッティの周りに出没するゴルゴに、憧憬を抱くトッティ。
雪山に籠もり、トッティの運転するブラックバードのスクープ写真をモノにしたと思ったフリーダは、撮影の瞬間、銃声を聞く。ブラックバードは崖下に転落、トッティは命を落とす。ゴルゴはトッティがアイデアを盗用した自動車工場のオヤジからトッティ殺害の依頼を受けていたのである。ゴルゴの正体を悟ったフリーダは、仕事を終え現場から離れるゴルゴを撮影。写真を手に空港でゴルゴに対峙するが、ゴルゴは黙って写真を焼き払い、フリーダの罪を不問に付す。
過去に何度かあるカメラマンとスナイパーを題材にした作品。女性カメラマンを題材にした話も第63巻-3『女カメラマン・キム』や第139巻-3『炎の証言』があり新鮮味に欠ける。自身の写真を撮られながらも、フリーダを断罪しなかったのは温情だろうか?それともトッティの警備体制をしるためにフリーダを利用した返礼だろうか?
ズキューン
ゴルゴ13 (152) 巻掲載
ゴルゴ13(156) 巻(最新刊)
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>フリーダの罪を不問に付す
ゴルゴンに2度助けられたのは、依頼を遂行する上で利用価値があったと考えるべきでしょう。また、フリーダを始末しなかったのは、(自ら写真を渡すなど)脅威にならないと判断したからではないでしょうか?
本日の一句「お仕事の、現場を見られる、失態か」
>脅威にならないと判断したからではないでしょうか?
そうなんでしょうね。鋭いゴルゴのこと、フリーダの恋心にも気付いていたはずです。
ひょっとしたら、夢の中で”おかず”にされていたことも見抜いていたかもしれません(笑)
このヒューマン精神溢れる行動、脚本担当はながいみちのりです(笑)
ここでも、フリーダにプロ魂を見せつけてますね!
>ゴルゴの人命救助!非常に珍しい場面が出て来ますねぇ。
レアですね(笑)ゴルゴが時折見せる命を大切にするシーン、考えさせられるものがあります。