ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第84巻-2偽りの報道番組

2007-07-20 22:53:28 | 第081巻~第085巻

■偽りの報道番組(第287話) 発表1989年8月

評価   ★★★

依頼人  CIA長官

ターゲット コロンビア麻薬王カルロス・サントス

報酬     不明

今回弾丸発射数      3/ 通算弾丸発射数 1,618

今回殺害人数        4/ 通算殺害人数   3,784

今回まぐわい回数    0/  通算まぐわい回数    92

<ストーリー>
アメリカでは麻薬が蔓延、社会問題となっていた。テレビクルーがコロンビアの麻薬王「カルロス・サントス」の取材を試みるが・・・

<この一言>
アジトの正確な位置は確認済みか?

<解説>
アメリカではドラッグが蔓延、社会問題となっていた。テレビプロデューサー「キース・サイモン」は、南米麻薬密輸ルート解明をテーマとしたドキュメンタリー番組を制作、コロンビア政府に取材を申し入れる。しかし、コロンビア政府関係者は麻薬王「カルロス・サントス」について口を閉ざし、更にはテレビ局に対して圧力をかけ、番組制作をストップさせる。憤慨したサイモンはジャーナリスト魂に火をつけ、単独取材を敢行するもサントス側に捕らえられてしまう。

一方のサントスは、過度の演出を施したやらせ番組を作ることで有名な「ジム・パターソン」と組んで、ニセの引退宣言を含むドキュメンタリー番組を作ることを画策。番組の最後に自殺シーンを入れ、視聴者にサントスが死んだと思わせ、整形手術を施し引き続き麻薬王として暗躍する計画を立てる。

CIAはサントスの逮捕を試みるがことごとく失敗、長官自らゴルゴにサントスの殺害を依頼する。サントスがニセの自殺シーンを撮影する時を見計らって、ゴルゴはサントスの眉間を撃ち抜く。

テレビ局の”やらせ”に焦点を当てた作品。視聴率至上主義のテレビでは過剰な演出による捏造とやらせが横行しているが、一向に改善する気配はない。バラエティ番組とニュース番組の境界が曖昧な昨今の傾向からすると、ニュース番組にも過度のフィルターがかけられていると考えて差し支えないだろう。

ズキューン

ゴルゴ13 (84) 巻掲載
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
賛美歌13番さんこんばんわ。テレビ番組の“やらせ... (ペロ)
2007-07-21 22:54:20
賛美歌13番さんこんばんわ。テレビ番組の“やらせ”はなくなりませんね。「あるある〇辞典」といい、隣りのC国の“段ボールまん”と言い本当に困ったものです。そのくせに、“報道の自由”や“メディア規制反対”などと、『どの面下げてヌかしとるんじゃ!視聴者をナメるな!!ボケ!!!』(ペロの中の過激派「ヘ゛ロ」の叫びでした)
返信する
ペロさん、コメントありがとうございます。 (賛美歌13番)
2007-07-22 23:28:06
ペロさん、コメントありがとうございます。
マスコミの商業主義は万国共通のようですね。ただし、欧米の方が日本に比べてジャーナリズムが根付いていると言われます。バラエティ番組だらけの日本のテレビについて、過激派ペロさんの叫びに同調します。
返信する
まさか (賛美歌13番)
2018-09-19 20:25:34
まさか、あのプロデューサー達本当に麻薬王の最期を見るはめになった上に
自分達の死に様を見るはめになったとは思わなかっただろうね…
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