■南フロリダ殺人ゲーム(第248話) 発表1986年6月
評価 ★★★
依頼人 ①DEA(米麻薬捜査局)・BNDD(麻薬危険薬取締局) ②KGB
ターゲット ①麻薬密輸組織総元締 テッド・アダムス ②元KGBアニシモフ
報酬 ①不明 ②不明
今回弾丸発射数 3/ 通算弾丸発射数 1,390
今回殺害人数 3/ 通算殺害人数 1,528
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 83
<ストーリー>
麻薬問題の根絶のためアメリカ当局は総元締「テッド・アダムス」の殺害をゴルゴに依頼する。しかし、ゴルゴが仕留めたのは替え玉だった・・・
<この一言>
何の用だ?
<解説>
ドラッグの蔓延に悩むDEA(米麻薬捜査局)・BNDD(麻薬危険薬取締局)は、麻薬根絶を目指し密輸組織の総元締め「テッド・アダムス」殺害をゴルゴに依頼する。フロリダの別荘でくつろぐテッドを沖合のボートから仕留めるゴルゴ。しかし、ゴルゴがスナイプしたのはテッドの替え玉であった。
テッドの警備担当「マーク・ブラッド」は元FBI主任。ゴルゴに煮え湯を飲まされた過去を持つマークは、替え玉の殺害をゴルゴの仕業と直感。テッドに対しては警備強化を提言する一方で、テッドをエサにゴルゴをおびきよせて捕らえることを計画する。ゴルゴはテッドが替え玉であること見抜き、再び別荘の沖合にボートで現れる。マークはゴルゴのボートに乗り込み、ボート内を捜索するが銃器は見あたらない。マークが別荘を双眼鏡越しに眺めると、生け垣に遮られ別荘内部は死角になっていた。証拠不十分として引き上げるマークであるが、その後、一発の銃弾がテッドを仕留める。
潮位が最高となる満潮時に別荘内部が見えることを計算してテッドを狙撃したゴルゴ。本物のテッドをおびき出すためとはいえ、替え玉を殺してしまう本作のようなケースは珍しい。第68巻-2『真実の瞬間』や第68-3『スタインベック三世』などは、替え玉を殺すことはなかったのだが・・・
ズキューン
ゴルゴ13 (72) 巻掲載
ゴルゴ13 144巻(最新刊)発売
★ゴルゴ・グッズ紹介 デイブ・マッカートニーの店★
>同じ方法に2回もやられるのはよろしくない
おっしゃるとおり(笑)
本作では「フィッシャーマン」に次作では「ポリスマン」にコスプレしているゴルゴ。いずれも不自然さがないのが面白いですね。
本作のTシャツには「FISHING」と書かれており、次作のヘルメットには「HIGHWAY PATROL」と描かれている辺り、芸が細かい・・・