■守宮の盗聴(第359話) 発表1994年3月
評価 ★★★
依頼人 製薬会社ハーベイ社「ジェイミー・ペイジ」社長
ターゲット 企業乗っ取り屋「ヘンダーソン」
報酬 $500,000
今回弾丸発射数 3/ 通算弾丸発射数 2,016
今回殺害人数 2/ 通算殺害人数 4,163
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 100
<ストーリー>
一匹狼の盗聴プロフェッショナル「ボイス」。ゴルゴの存在を知ったボイスは、狙撃の瞬間を盗聴しようと・・・
<この一言>
依頼人との接触の時と場所は、その時の状況で、俺が決める・・・
<解説>
盗聴のプロフェッショナル「ボイス」。最新の技術を用いるだけでなく、盗聴対象の心理を探り、イヌやカラスを使った盗聴を駆使して対象を丸裸にするボイスは、盗聴の過程でゴルゴの存在を知る。世界最高峰の盗聴プロフェッショナルを自認するボイスは、最高のスナイパー・ゴルゴの狙撃の瞬間を盗聴することを目論む。
依頼人「ジェイミー・ペイジ」とのコンタクトを盗聴したボイスは、ゴルゴのターゲットが「乗っ取り屋ヘンダーソン」であることを掴む。狙撃当日、盗聴器を仕掛けたイヌを配し、ゴルゴの狙撃音を録音、さらにはゴルゴの狙撃位置を分析する。
しかし、ゴルゴは自分を追いかけ回すイヌの存在に気付き、盗聴されているとを認識。ボイスの隠れているホテルを探し当てたゴルゴは、ボイスを葬り去る。
盗聴に対する警鐘を鳴らす作品。最終章でのボイスをじわじわと追い詰める緊迫感が素晴らしい。
ズキューン
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“業種”は違いましたが、プロ中のプロ同士の駆け引きは見事でした。同業者を事も無げに盗聴するボイスも、盗聴のプロの考えを読んで追い詰めるゴルゴンも良かった!出来ることならば、ボイスには、ゴルゴンに協力する形で出て欲しかった。
本日の一句「実力を、競いたがるは、プロの性(さが)」
>ボイスには、ゴルゴンに協力する形で出て欲しかった
私も一匹狼のプロフェッショナルは好きなので、ボイスに好感が持てます。哀しい過去を背負っている生き様もハードボイルドでGOODですね。