■五十年の孤独(第364話) 発表1994年8月
評価 ★★★
依頼人 ゴールドシュミット財閥レオポルド・ゴールドシュミット会長
ターゲット ワレンバークの身に危険を及ぼそうとする者の排除
報酬 不明
今回弾丸発射数 11/ 通算弾丸発射数 2,034
今回殺害人数 14/ 通算殺害人数 4,192
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 100
<ストーリー>
第二次世界大戦末期、ハンガリーでユダヤ人の救出に奔走した「ラウル・ワレンバーグ」。ワレンバーグがロシアに囚われているとの情報に・・・
<この一言>
俺には関係のないことだ・・・俺は”救出者”じゃない・・・
<解説>
第二次世界大戦末期、ハンガリーでユダヤ人の救出に奔走した「ラウル・ワレンバーグ」。旧ソ連に囚われたワレンバーグは1957年、ソ連により死亡が発表された。しかし、ワレンバーグの生死の確認はなされていない。
ユダヤ人であるゴールドシュミット財閥会長「レオポルド・ゴールドシュミット」は、ロシアにワレンバーグが囚われているとの情報を得、ワレンバーグ救出を決意する。ユダヤ人による救出部隊を派遣し、ゴルゴにはワレンバーグに危害を加えようとする者の排除を依頼する。ゴルゴがボディーガードや救助といった依頼を受けないことを知って、ゴールドシュミットは「排除」の依頼をしたのである。
ゴルゴは「救出者」ではなく、「exterminator(排除者)」としてメンコフ大佐率いるロシア軍を殲滅、ワレンバーグ救出をサポートする。
ワレンバーグのゴルゴ評が興味深い。
『(ナチスの)アドルフ・アイヒマンと同じ眼だ。(ゴルゴも)アイヒマンと同じように、冷徹な計算のもと、なんの疼痛も感じずに人を殺せる人間のようだ。しかし、一つだけアイヒマンにないものがある。その眼の奥にひっそりと眠る哀しみだ。』
この言葉を聞いたゴルゴの心中やいかに・・・
ズキューン
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アドルフ・アイヒマン。またまた、歴史上?の人物の実名出演ですね。しかも描かれている絵が、本人の写真に酷似していて驚きです。
ところで、ワレンバーグはロシア軍から救出されたかと思ったとたんCIAに拘束されるとは・・・気の毒です。
最後にアドルフ・アイヒマンの言葉で、コメント終わります『一人の死は悲劇だが、数百人の死は統計でしかない』
本日の一句「冷徹に、哀しさ込めて、今日も撃つ」
アイヒマンのひきつった表情、不気味ですね。ペロさんのコメントにあるアイヒマンの言葉には寒気を覚えます・・・
救ったユダヤ人の数も約六千人でした。
拘束しようとするCIAも排除されてもおかしくないんですよね。
ゴルゴなら確実にやるんだろうな。