■雪上の悪魔(第365話) 発表1994年5月
評価 ★★
依頼人 不明
ターゲット 不明
報酬 不明
今回弾丸発射数 0/ 通算弾丸発射数 2,034
今回殺害人数 1/ 通算殺害人数 4,193
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 100
<ストーリー>
フィンランドで不法越境を取り締まる国境警備隊。オリンピック・バイアスロン金メダリストがゴルゴと対決する・・・
<この一言>
科白なし
<解説>
フィンランドとロシアの国境にて不法越境を取り締まるフィンランド国境警備隊。アルベールビル・オリンピックのバイアスロン金メダリスト「スキュレ」は、氷点下30度の吹雪をものともせず救助・警備活動に勤しむ。
フィンランド側よりロシア国境へ向かうゴルゴを発見したスキュレは、ゴルゴの後を追う。ゴルゴはスキュレの起こした雪崩に巻き込まれM16を失いつつも、背を向けながらスキュレの弾丸を巧みに回避しスキュレを翻弄、ロシア国境へと逃げ込む。
罠にはまったトナカイの下に潜り込み、自らの匂いを消したゴルゴは、ナイフでスキュレを仕留めロシアへと消えていく・・・
バイアスロン金メダリストにも劣らないゴルゴのスキーテクニックが堪能出来る作品。だが、それ以上でもそれ以下でもなく、ストーリー的にも起伏の乏しい作品。ちなみに、アルベールビル・オリンピックのメダリストに「スキュレ」の名前はない・・・
ズキューン
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>ストーリー的にも起伏の乏しい作品
時々ありますね。“ゴルゴンは凄いんだぞ”的な作品。ただし、自分の“得物”を失ってしまう辺りの「超人的ではあるが、完璧ではない」人間くささは好きです。
>金メダリストにも劣らない
6巻『喪服の似合うとき』に出てくるシャルルの「俺の(射撃の)腕前はオリンピック級なんだぞ」という発言を受けて、「的撃ち屋と、ハンターをいっしょにするなよ」と返しています。種目は違いますが、”雪面の状況があらかじめ分かっている、整備されたコースで金と名誉をかけて滑る、オリンピック”と“先の状況が分からない斜面を命を懸けて滑る裏世界のプロ“を一緒にする訳にはいかないでしょうね
本日の一句「金メダル、表の世界の、一等賞」
>先の状況が分からない斜面を命を懸けて滑る裏世界のプロを一緒にする訳にはいかない
確かに。スキュレも雪崩を起こしてゴルゴを巻き込んだりするあたり、なかなかのつわものですね。心理戦をからめた雪山での長期戦として描かれていれば、この作品の評価も変わったと思います。