ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第112巻-2 50年目の亡霊

2008-01-27 23:29:04 | 第111巻~第115巻

■50年目の亡霊(第375話) 発表1995年8月

評価   ★★★

依頼人  巽会長の秘書 有木

ターゲット 帝国物産 巽千太郎 会長

報酬    不明

今回弾丸発射数       1/ 通算弾丸発射数 2,060

今回殺害人数         1/ 通算殺害人数   4,219

今回まぐわい回数     0/  通算まぐわい回数   102

<ストーリー>
かつてソ連の大物スパイだった「帝国物産 巽会長」。終戦後50年目にその秘密を暴こうとする亡霊が現れ・・・

<この一言>
その目はなんだ・・・?

<解説>
帝国物産会長に君臨する「巽 千太郎」。巽は太平洋戦争中、ソ連のスパイとして暗躍、戦後も外務省官僚としてソ連側に情報を提供する一方、日本政治家にも情報を流し利権を貪ってきた。帝国物産の会長として厳然たる権威を振るう巽にとって、ソ連のスパイであったことは隠し通したい過去であった。

戦後50周年を迎え、巽は国際恒久平和会議を主催し議長を務めることになったが、その巽宛に怪文書が届く。怪文書には巽がソ連のスパイであったことが記され、国際恒久平和会議での殺人予告がしたためられていた。その差出人は、巽に嵌められてシベリアに抑留された「堀内 武」であった。死んだはずの堀内の亡霊に怯える巽は、部下の有木に調査と警護を命ずる。

国際恒久平和会議の当日、巽は有木から思わぬ言葉を耳打ちされる。
「堀内が・・・本当に生きていると思っているのか、シーザー?」
シーザーとは巽のソ連のスパイネーム。巽の腹心と思われた有木は、かつて陸軍中野学校で堀内の部下であった。有木は、堀内の無念を晴らすべく、巽を恐怖のどん底に陥れ復讐を企てたのであった。

堀内の怨念を引き継ぎ、堀内に同化している有木が怖い。堀内が憑依したかの如く、有木は「巽を殺せ!巽を殺せ!奴の過去を暴き、存分に恐怖を味合わせた上で殺せ!」と呟く。片目が潰れた堀内になりきっている有木を見て、「その目はなんだ・・・?」とたじろいでいるゴルゴが面白い・・・

ズキューン

ゴルゴ13 (112)巻掲載
ゴルゴ13 (147)巻(最新刊)
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