ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第111巻-4マークのリクエスト

2008-01-15 00:21:06 | 第111巻~第115巻

■マークのリクエスト(第373話) 発表1994年11月

評価   ★★★★

依頼人  なし

ターゲット FBIウイリアム・ワトソン主任

報酬    なし

今回弾丸発射数       3/ 通算弾丸発射数 2,051

今回殺害人数         1/ 通算殺害人数   4,209

今回まぐわい回数     0/  通算まぐわい回数   102

<ストーリー>
ゴルゴへの依頼の仲介を行う終身刑の”マーカス・モンゴメリー”。マークとゴルゴを結ぶ線は・・・

<この一言>
科白なし

<解説>
ニューオリンズで5人の女性の白骨死体が発見された。異常犯罪者プロファイリングの第一人者であるFBI「ウイリアム・ワトソン主任」と「テッド・キャメロン」は、アトランタにあるアメリカ連邦刑務所に終身犯として服役中の「マーカス・モンゴメリー」が容疑者であると睨み、調査を開始する。

幼少時代に病気で声が出なくなったモンゴメリーは、ジャズピアニストとしてニューオリンズで活躍した後、母親を撲殺して服役中であった。母親を殺して逃亡中のモンゴメリーにゴルゴが接触し、二人の間に信頼関係が構築されたと推測したワトソンとキャメロンは、犯罪者同士の絆に興味を抱く。

ワトソンはモンゴメリーに接見し、ゴルゴはモンゴメリーとの接触を断つだろうと伝える。激昂したモンゴメリーであるが、ゴルゴに一縷の望みを託し”賛美歌13番”をリクエストする。賛美歌13番のリクエスト後、依頼者が現れないことからモンゴメリーに異変が起こったことを察知したゴルゴは、アトランタ刑務所に単身乗り込む。刑務所内でモンゴメリーと向き合い、全てを告げられたゴルゴは、ワトソンに死刑判決を下す。

ゴルゴとマーカス・モンゴメリーの過去が明らかにされる重要作品。モンゴメリーがジャズピアニストだったとは驚きだ。モンゴメリーが母親殺しで服役していることは第17巻-1『柩に誓いを』第75巻-3『システム・ダウン』で明らかにされていたが、本作ではバットで滅多打ちにしたこと、コールガールを5人殺害した余罪があることも判明する。モンゴメリーを完全支配し、強固な絆を維持するゴルゴの人心掌握術には驚くばかりである。
マーカス・モンゴメリーを仲介としたゴルゴへのコンタクト方法を記しておこう。
[コンタクトの取り方]
①アメリカ・ジョージア州・アトランタ・アメリカ連邦刑務所 囚人番号96304マーカス・モンゴメリー宛に手紙を出す。
②マークが看守にハガキの発送を依頼。
 ラジオ番組NBC”夕べの祈り”とCBS”宗教の時間”に対し「賛美歌13番」をリクエストする。
③ラジオを聴いたゴルゴがニューヨーク・タイムズに広告を出す。
 「13年式G型トラクター売りたし条件応相談」
④広告に記された連絡先に電話をすると、電話番号を聞かれる。
⑤ゴルゴからの連絡を待つ。

ちなみにマークの囚人番号96304は”13の倍数”になっている・・・

ズキューン

ゴルゴ13 (111)巻掲載
ゴルゴ13 (147)巻(最新刊)
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