■50年目の亡霊(第375話) 発表1995年8月
評価 ★★★
依頼人 巽会長の秘書 有木
ターゲット 帝国物産 巽千太郎 会長
報酬 不明
今回弾丸発射数 1/ 通算弾丸発射数 2,060
今回殺害人数 1/ 通算殺害人数 4,219
今回まぐわい回数 0/ 通算まぐわい回数 102
<ストーリー>
かつてソ連の大物スパイだった「帝国物産 巽会長」。終戦後50年目にその秘密を暴こうとする亡霊が現れ・・・
<この一言>
その目はなんだ・・・?
<解説>
帝国物産会長に君臨する「巽 千太郎」。巽は太平洋戦争中、ソ連のスパイとして暗躍、戦後も外務省官僚としてソ連側に情報を提供する一方、日本政治家にも情報を流し利権を貪ってきた。帝国物産の会長として厳然たる権威を振るう巽にとって、ソ連のスパイであったことは隠し通したい過去であった。
戦後50周年を迎え、巽は国際恒久平和会議を主催し議長を務めることになったが、その巽宛に怪文書が届く。怪文書には巽がソ連のスパイであったことが記され、国際恒久平和会議での殺人予告がしたためられていた。その差出人は、巽に嵌められてシベリアに抑留された「堀内 武」であった。死んだはずの堀内の亡霊に怯える巽は、部下の有木に調査と警護を命ずる。
国際恒久平和会議の当日、巽は有木から思わぬ言葉を耳打ちされる。
「堀内が・・・本当に生きていると思っているのか、シーザー?」
シーザーとは巽のソ連のスパイネーム。巽の腹心と思われた有木は、かつて陸軍中野学校で堀内の部下であった。有木は、堀内の無念を晴らすべく、巽を恐怖のどん底に陥れ復讐を企てたのであった。
堀内の怨念を引き継ぎ、堀内に同化している有木が怖い。堀内が憑依したかの如く、有木は「巽を殺せ!巽を殺せ!奴の過去を暴き、存分に恐怖を味合わせた上で殺せ!」と呟く。片目が潰れた堀内になりきっている有木を見て、「その目はなんだ・・・?」とたじろいでいるゴルゴが面白い・・・
ズキューン
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堀内と同化してしまう程、堀内に思い入れがあるとは・・・一体堀内とどの様な過去があるのか?!
>堀内に同化している有木が怖い
ゴルゴンがたじろくとは、相当恐ろしいのでしょうね。
PS:賛美歌13番さん、体を大切にしてください。無理をして更新した挙句、閉鎖になるくらいならば、遅くとも確実に更新されることを我々賛美歌13番ファンは望みます!本日の一句「お仕事は、忙しいうちが、花ですよ」
暖かいお言葉、ありがとうございます。思わず涙・・・