ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』

ゴルゴ13の全ストーリーを解説

ゴルゴ13第109巻-1五十年の孤独

2007-12-01 23:50:11 | 第106巻~第110巻

■五十年の孤独(第364話) 発表1994年8月

評価   ★★★

依頼人  ゴールドシュミット財閥レオポルド・ゴールドシュミット会長

ターゲット ワレンバークの身に危険を及ぼそうとする者の排除

報酬    不明

今回弾丸発射数      11/ 通算弾丸発射数 2,034

今回殺害人数        14/ 通算殺害人数   4,192

今回まぐわい回数     0/  通算まぐわい回数   100

<ストーリー>
第二次世界大戦末期、ハンガリーでユダヤ人の救出に奔走した「ラウル・ワレンバーグ」。ワレンバーグがロシアに囚われているとの情報に・・・

<この一言>
俺には関係のないことだ・・・俺は”救出者”じゃない・・・

<解説>
第二次世界大戦末期、ハンガリーでユダヤ人の救出に奔走した「ラウル・ワレンバーグ」。旧ソ連に囚われたワレンバーグは1957年、ソ連により死亡が発表された。しかし、ワレンバーグの生死の確認はなされていない。

ユダヤ人であるゴールドシュミット財閥会長「レオポルド・ゴールドシュミット」は、ロシアにワレンバーグが囚われているとの情報を得、ワレンバーグ救出を決意する。ユダヤ人による救出部隊を派遣し、ゴルゴにはワレンバーグに危害を加えようとする者の排除を依頼する。ゴルゴがボディーガードや救助といった依頼を受けないことを知って、ゴールドシュミットは「排除」の依頼をしたのである。

ゴルゴは「救出者」ではなく、「exterminator(排除者)」としてメンコフ大佐率いるロシア軍を殲滅、ワレンバーグ救出をサポートする。

ワレンバーグのゴルゴ評が興味深い。
『(ナチスの)アドルフ・アイヒマンと同じ眼だ。(ゴルゴも)アイヒマンと同じように、冷徹な計算のもと、なんの疼痛も感じずに人を殺せる人間のようだ。しかし、一つだけアイヒマンにないものがある。その眼の奥にひっそりと眠る哀しみだ。』
この言葉を聞いたゴルゴの心中やいかに・・・

ズキューン

ゴルゴ13 (109)巻掲載
ゴルゴ13 (146)巻(最新刊)
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