懐かしい「小フーガ ト短調」 by バッハ

2012-10-02 19:57:26 | 音楽の思い出

中学校の頃でしたか、音楽の

時間にレコードで聴いた

バッハの「小フーガ ト短調」は、

とても胸にぐっときた覚えがあります。

主旋律のソフトで郷愁を帯びたメロディが

何度も何度も音の高さを替えて

繰り返されるのに、

決して聴いても飽きない。

飽きないどころか、どんどん

引き込まれていった衝撃を

受けた思い出があります。

自分の感性にびびっときた

クラシックでした。

これは、ヴィヴァルディの「四季」を

聴いた時と似たような感激が

ありました。

自然体に戻れる感覚と

いいましょうか?

感情が解放されて、

聴けば聴くほど

感性が鋭敏になってきて

音にのめりこんでしまう

感覚といったら

いいのでしょうか?

こんな感覚が、

衝撃感を正確に

表現できているような

気がします。

思春期にこういう曲を

聴いていつまでも

懐かしめるクラシックを

胸に秘めることが

できるって

素敵な経験ですね。

大人になって初めて

聴いていたら、これほど

感動的なフィーリング

となって体の中に

秘められなかった

気がします。

ですから、もっともっと

良質なクラシックを

聴いておけばよかったかな?

と後悔しています。

でもいいんです。

その頃の自分は、

ビートルズの赤盤と青盤の

ベストアルバムを大枚を

はたいて買った中学生

でしたから。

クラシックの”ク”の字も

良さが分からなかった

少年だったのですから。

ただ、このバッハの

「小フーガ」だけは、

繰り返しになりますが、

とても印象的でした。

1度聴いただけで

いい曲だと感じました。

クラシック少年に

なりきれなかった

自分が大事にしたい

1曲です。


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