先日、試打会へ行ってきました。
その会場で、アイアンが苦手だという高齢の方がいらっしゃったのですが、
その方は結構力はあるのですが、ほとんどダフリ気味にヘッドが
入っていました。
どうしてなんだろう? と考えていたら、診断士の人が
「お客さんのスウィングは、無意識に体と腕を一体化させて
打とうとするボディターンのスウィングなのですが、
その影響で、ヘッドが鋭角に上から入ってこないのです。
ボディターン型のスウィングの人に多いのですが、リストコックを
使わずにテークバックし、切り返しでも、ためてこようとしますが、
手を最初はまったく使わないから、ヘッドが落ちてくるんです。
よく言うフラット過ぎるスウィングになってるんです。
でも、フラット過ぎて、ヘッドが落ち、ダフリますから、それを嫌って
インパクトゾーンで、左手首を甲側に折るようにリストを使って
打とうとしています。でもそれだけではヘッドが落ちるのを止められない。
だからダフリが連発するんです」とコメント。
これを私なりに解釈すると、”確かにテークバックでは、リストコックを
使わない方だったのですが、その分、トップに入るときにリストを
使わな過ぎた反動で、フェースを開くように左手首を甲側に折ります。
今度は、切り替えしでもリストを使わないんですが、開いたフェースは
戻してやらないとスクェアに戻りません。それで、リストをあわてて
使ってまっすぐ行かせようとするわけですが、リストを早く使いすぎれば
左へ、振り遅れれば右へ行きやすくなっているのでは?” と考えました。
結果として随分複雑なスウィングになっているんだなぁ、と感じていた
ところ、その診断士は「シャフトをワンランク軟らかくしましょう!」と結論を
出しました。「RからAにした方が、ヘッドが鋭角に入るようになると思います」
というのは、シャフトのしなりが多くなりますから、ヘッドが遅れてたまってきて
上から入るということなのでしょうね。
ヘッドが早く落ちる、シャフトが寝て(フラット過ぎる軌道)ダフる人は、
シャフトをワンランク軟らかくするのもひとつの手かもしれませんね。