1789年、モーツァルト晩年間じかで書かれたのがクラリネット5重奏曲です。
クラリネットの包み込むような穏やかな音色が精神をほっとさせてくれます。
友人、アントン・シュタドラーのために書かれた曲で、この89年はフランス革命
の年でもあり、モーツァルト自身にとっても、妻の病に自らの借金苦と、苦境に
立たされていたときの曲でした。精神が病むくらい激動の年だったにもかかわらず、
彼は、なぜこんなに音色が穏やかに輝くクラリネットの曲を書けたのか不思議で
なりません。
クラリネットという楽器にとても愛情を注いでいたし、彼自身の才能としか
言いようがありませんが、600曲以上ある彼の曲の中では、
『ザ・穏やかナンバーワン』といっていいと感じます。
さらに晩年には、『クラリネット協奏曲』も書いています。自らの体や精神が
病めば病むほど、達観したような音を生み出せる彼の才能に驚愕いたします。
この2曲、理屈はほどほどにして耳で聴いてみましょう。きっと天から降った
音の連続だとわかりますから。
※それと、お詫びと訂正があります。前回のブログで、『ピアノ協奏曲20番の第3楽章』
が映画『アマデウス』のエンディングで使われていたと書きましたが、これは第2楽章の
間違いでした。すみません、訂正致します。
クラリネットの包み込むような穏やかな音色が精神をほっとさせてくれます。
友人、アントン・シュタドラーのために書かれた曲で、この89年はフランス革命
の年でもあり、モーツァルト自身にとっても、妻の病に自らの借金苦と、苦境に
立たされていたときの曲でした。精神が病むくらい激動の年だったにもかかわらず、
彼は、なぜこんなに音色が穏やかに輝くクラリネットの曲を書けたのか不思議で
なりません。
クラリネットという楽器にとても愛情を注いでいたし、彼自身の才能としか
言いようがありませんが、600曲以上ある彼の曲の中では、
『ザ・穏やかナンバーワン』といっていいと感じます。
さらに晩年には、『クラリネット協奏曲』も書いています。自らの体や精神が
病めば病むほど、達観したような音を生み出せる彼の才能に驚愕いたします。
この2曲、理屈はほどほどにして耳で聴いてみましょう。きっと天から降った
音の連続だとわかりますから。
※それと、お詫びと訂正があります。前回のブログで、『ピアノ協奏曲20番の第3楽章』
が映画『アマデウス』のエンディングで使われていたと書きましたが、これは第2楽章の
間違いでした。すみません、訂正致します。