さて先日、ANA787型機の話をさせて
いただきましたが、その機内で聴いた
曲の中から「青少年のための管弦楽入門」を
書きたいと思います。
これは、英国の作曲家、ブリテンという人が、
これからオーケストラの団員を目指したり
楽器に関心を持った若者向けに分かりやすく
各楽器群を紹介できるように書いた曲だとか・・・。
管楽器、弦楽器、金管楽器、打楽器の4つに
分類できるオケの構成楽器群について、
その音色が分かるように構成されているらしい
のです。
まぁ、それは、ともかくとして、イントロが
何とも勇ましく始まりますので、
目が覚める感じです。
「少年よ、大志を抱け」とメッセージを
出しているかのように聴こえてきます。
ここは、4つの楽器群が重奏で奏でますので、
音に厚みがありますし、雄大な感じも
あり、結構、気持ちが引き締まります。
どこかで聴いたことのある音楽だな、と
感じると思います。
私も飛行機の中でこのイントロが鳴り始めた
途端に、目が覚めました。
ブリテンという作曲家の気概や使命感を
感じてしまいました。
もうすぐロンドンオリンピックですが、
英国人には、こういう芯のある
気概を感じることが、ままあります。
英国人の誇りなのでしょうか。
人のために何かをする意思
みたいなものです。
これが、この音楽の力強さに
つながっているような気がして
なりません。