平原を渡り辿るは 青春の風と向日葵 嗚呼懐かしい
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向日葵(学名:Helianthus annuus)はキク科の一年草。
種実を食用や油糧とするため、あるいは花を花卉とし
て観賞するために広く栽培される。またヒマワリは夏
の季語。原産地は北アメリカ。高さ2mくらいまで生長。
既に紀元前からインディアンの食用作物として栽培。
1510年、スペイン人がヒマワリの種を持ち帰り、マド
リード植物園で栽培を開始した。マドリード植物園は
ダリアやコスモスが最初に栽培されたことでも有名で
あが、種ができる頃のヒマワリヒマワリがスペイン国
外に持ち出されるまで100年近くを要し、177世紀に
至りフランス、次にロシアに伝わった。ロシアに到達
してはじめて、その種子に大きな価値が認められた。
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ロシア正教会は四旬節の40日間及び復活節の間は非常
に厳格な断食と食物品目の制限による斎(ものいみ)
を実行していた。19世紀の初期にはほとんど全ての油
脂食品が禁止食料とされていたが、食用可能食品とし
してヒマワリ種子を常食にした。19世紀半ばには普及
し、ロシアが食用ヒマワリ生産の世界の先進国となっ
たといわれるが、日本には17世紀に伝来してた。
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海と言えば夏だが、平原といえば向日葵。その双方と
も焼き尽くすかのような太陽が降り注ぐ、持て余すエ
ネルギーは夏の終わりの風と共に恋の終わりとして、
別離の切なさと儚さで覆う季節。だからこそ、避けら
れない裏切りの季節の到来を寧ろ自虐的に楽しんでい
たと感傷的に詠う。盛夏の風物詩「ヒマワリ」。花言
葉は「あなたは素晴らしい」。
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興味深い新聞が。「<イスラエル>携帯電話は通話機
能のみ…ユダヤ教超正統派」(毎日新聞)。それによ
ると「高画質カメラやワンセグ、GPS(全地球測位
システム)機能などを加え、ますます進化する携帯電
話。だが、宗教的な理由からこうした流れに逆行し、
通話機能のみの携帯電話に固執する人たちがいる。イ
スラエルのユダヤ教超正統派だ。背景には、インター
ネットやメールは使い方次第でユダヤ教の倫理観を脅
かしかねないとの懸念がある」と。
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「厳格なユダヤ教の生活規範に反しない最新技術の活
用法を研究しているラビ、ハルペリン師は『問題は電
話自体ではなく、付随機能。インターネットやメール
は不道徳に使われかねない』と説く。例えば、超正統
派はテレビを見てはいけないとされる。女性の裸など
宗教倫理に反する映像を不意に目にする危険があるた
めだ(中略)総人口約700万人のイスラエルで、超
正統派は1割程度。同国でも携帯電話は多機能化の一
途だが、利用者の低年齢化に伴い、世俗派の間でも超
正統派と同様の懸念が深まりつつあり、携帯との健全
なつきあい方は社会的議論になっている」と。
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「インターネットでポルノ」とは大前研一の言いぐさ。
ということは、イスラエルは欧米化に抵抗していると
いうことか。日本には神道・仏教があり警戒はしてい
るが、この問題は既に決着がついている。未成年は親
の管理下に置くと。
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成長戦略としての『新楽市楽座論』
【労働政策】
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労働には、(1)肉体労働、(2)頭脳労働に(3)
感情労働という概念があるとは「吾不識」であった。
感情労働(Emotional Labour)とは、身体や知識だけで
なく感情の移入を必要とする労働作業を意味。職種と
して、看護師、介護士が挙げられる。コールセンター
の電話オペレーター、航空機の客室乗務員や風俗嬢、
ホスト、ホステスなどのサービス業も感情労働に当て
はまるらしい。
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Usain Bolt
本来、労働の定義においては行動主義的、生理学的な
固体主義的把握によるアプローチが一般で「感情労働」
は、労働の本質を社会史的、人類学的視座から文化的
相対主義の視点を援用し、社会的・社会心理学的、経
済学的文脈において解きほぐそうとする試みという。
社会関係認知と感情の関連を問うKemperら?の方法、
ホックシールド(Arlie Russell Hochschild)(感情操作)な
どの研究が見られるというが、ウサイン・ボルトの世
界新記録は、肉体と頭脳を制御する感情の制御でなし
えたとするなら、これは付加価値を高める産業の形成
の後知恵を意味する。
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さて、「年越し派遣村」で揺れに揺れた「労働者派遣
法」改訂の現実。賃労働の有り様の激変(正規社員で
あらずば人にあらず的風潮とその実態)。その反省も
あり、今回の選挙では「デジタル日雇い」形態は各党
は禁止というが(幸福実現党を除くが、新自由主義調
整インフレ派党か)、製造現場への派遣、登録型派遣
を巡って与党・みんなの党は検討、野党は禁止という。
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社会保障の基盤が強固なら、与党の主張は労働力の流
動促進を主政策とする『新楽市楽座論』から見て説得
力があるが、野放図な格差拡大政策は本家米国で破綻
している(『南天と公会計制度改革』『サンシュユと
デジタル革命』)。賃労働の若者をやけくそに追い込
まないためには、「ライフサイクル」「将来設計」に
希望が持てるような「入口戦略」がいる。その手段が
「消費税率の適正化」「消費税段階的適正化」「小さ
な政府と景気刺激策」のどれかだ。
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ここではもう少し踏み込んだ政策、つまり、(1)「
週4日制の導入」(時間外労働の割り増しの大幅増額)
と(2)就労形態の緩和(副業の容認等)である。ま
た、(3)外国人労働者に対する就労及び社会保障条
件を、国内労働者と同一とする、(4)就労支援制度
の充実を基本としてワークシェアリングの促進を特徴
する。
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