やはり自分たちに固有なものと「世界普遍性」の二重性をもたなければいけない。
真似だけに終わらずに、ナショナルなところと「世界普遍性」の二重性を発見す
ることができるのは、中途半端な国の特色であり、いいところですよね。そのた
めにはもちろん、何が世界普遍的なのかをつかんでいなけ ればなりませんね。
「トルコ戦に負けて考えたこと」 2002.06.23 文学界
※ キーワード:ワールドカップ・サッカー/国民国家/模倣/アフリカ的段階
Takaaki Yoshimoto 25 Nov, 1924 - 16 Mar, 2012
IT関連の仕事東京暮らしの生活から抜けだし米国生まれのクリス・ハリントンら3名が田舎の自
然を求め移住。いまでは翻訳業を行いながら里山生活をを満喫。仲間3人の専門技術を生かし、田
んぼの水位を計るセンサーを開発し実証実験――スマートフォンなどにいつも田んぼの状況がデー
タで送り生産性を高める―――を重ねている。しかも装置が完成した暁にはそのシステムを全てイ
ンターネットで公開したいというのだ。自分たちのだけでなく、地域みんなのために役立てたいと
話す。地元の人とのつながりが、田舎暮らしにとって何よりも大事なことだと考えるハリントンら
の思いが詰まった夢の紹介である(NHK BSプレミアム「晴れ、ときどきファーム:仲間と楽
しみながら 里山にIT革命を 里山移住SP!」2016.08.19)。
これは、稲作自然光農法の用水遠隔管理法(定点水位監視法)の開発の1つであるが、これはドロ
ー(無人飛行体)によるGPS利用した移動多点監視法とは異なるが生産性向上あるいは超高齢社
会における省力化対策となるが、これたの実証実験は対象地区の気象、地形に大きく影響するから
その特徴抽出(ビッグデーター処理)の獲得には結構時間がかかるだろう。これに、「ソーラーシ
ュリング」「オールソーラーシステム」「植物工場(自然光型+人工光型)」「オールバイオマス
システム」「スマートキャンティ」構想を絡めると「未来の里山」イメージが見えてくるだろう(
ただし、大規模気候変動などの地球温暖化によるリスクが甚大であれば頓挫もありうる)。いずれ
にしろ、里山のデジタル革命渦論(=IT革命)のひとつの事例の成功は、世界を席捲すること間
違いない。もっと、里山生活を豊かに、快適に!と。
【オールソーラーシステムの此岸:蓄電池と太陽光発電で電力を安く使う】
NEDOは9年前の07年度から「新エネルギーベンチャー技術革新事業」を推進してきた。太陽光
発電をはじめとする再生可能エネルギーと燃料電池・蓄電池を対象に、ベンチャー企業が開発中の
有望な技術の実用化を後押し、技術開発の進捗状況によって4つのフェーズに分けて支援対象を選
んでいる(上図参照)。
新しい蓄電池システムの開発に挑むベンチャー企業は、太陽光発電システムの開発・販売を手がけ
るLooop(ループ)と、太陽光発電のシミュレーションサービスなどを展開するアリョールの2社
がNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が実施する「新エネルギーベンチャー技術革新
事業」――太陽光発電の余剰電力と夜間の商用電力を蓄電池に充電しながら電気料金を大幅に削減
する手法を開発する。独自の制御手法を組み込んだ蓄電池システムを17年に販売する計画――に
共同で申請して採択を受けたという(スマートジャパン 2016.08.12 )。
この事業計画の背景には、現在すでに数多くの住宅に太陽光発電システムが広がったものの、蓄電
池を併用して余剰電力を有効に活用する取り組みが進んでいないことがあるというので、申し訳な
いが実態を知らずに、そんなものかと驚く。裏を返せば、なぜ、そんなに難しいのかと不思議であ
った。プロジェクトに先立って実施したシミュレーションの結果、蓄電池を最適に制御することこ
で、太陽光発電の電力を最大限に自家消費しながら電気代を削減でき、電気料金が高い昼間は太陽
光発電と蓄電池から電力を供給して、夜間には安い商用電力を購入して蓄電池に充電するというも
の技術的な課題らしきものは見あたらないといのが率直な感想。いつもの過剰適応症?なのか、よ
せばいいのに関連特許を検索してみる(参考:下記図「特開2012-244828 独立運用型電力供給シス
テム」)。この例をふまえ、夜間料金の電力を使用しつつ不要な装置機器を削除すれば廉価で最適
なシステムが構築できるだろう。
系統母線に接続される太陽光発電装置と調整電源装置と蓄電装置とを備え、この系統母線に接続さ
れる負荷に電力を供給する独立運用型の電力供給システムで、この調整電源装置と蓄電装置の制御
装置のそれぞれが、カレンダー情報と自端の計測情報により固有の分類条件のそれぞれに対し、予
め作成した各装置の出力分担を定める基準運転パターン群が保持される記憶部と、現在日時と現在
の自端の計測情報とにする現在の分類条件に対する基準運転パターンを基準運転パターン群のなか
から選択、選択した基準運転パターンにより定めらた出力分担を現在の自端の計測情報を用いて補
正し、自装置の制御対象の補正後の出力分担を算出し、制御対象を運転制御する制御部とをもつ。
また、この調整電源装置と蓄電装置には、日射量と外気温との計測手段を備え、計測手段で計測す
る日射量と外気温とを自端の計測情報として用いるものとすることで、再生可能エネルギーを利用
する独立運用型の電力供給システムにおいて、各発電装置と蓄電装置が自端の情報を用い運転を行
いつつ、安定かつ経済性に優れた運用を実現する
【異常気象時代の此岸:カリフォルニアで同時森林火災と洪水】
どうやら、今年の夏は日本だけでなく、世界的な異常気象に見舞われているようだ。米国のカリフ
ォルニア州などの南東部では今月7日から14日かけ、48時間に500ミリメートルもの千年に
一度の記録的な集中豪雨見舞われ、16日には、ブルーカット火災では約26平方キロメートルの
森林面積を消失、また、7日以降、東部は38℃以上の猛暑に見舞われている。
それでけではない。ロシアでは気温の上昇による永久凍土の融解により、氷の中で眠っていた炭疽
菌が冷凍を解かれて、活動を開始したため現在少なくとも子ども12人が死亡。トナカイ1200
頭の死亡を確認している。さらに12日、シベリアン・タイムズは、同じことが「他のウイルス」
でも起きる可能性を、ロシアの多くの科学者たちが指摘し、特に天然痘の再流行が懸念されるとい
う。最近になって流行が再発した炭疽と同じように、融解した永久凍土の中から天然痘が復活する
懸念が非常に大きくなっているとか。ロシアでの最後の天然痘流行は、120年くらい前で、人や
牛などの遺体があまりにも多いので「永久凍土に埋められ、シベリアの永久凍土がすごいペースで
解けているため「天然痘の復活」のリスク問題として持ち上がっている(下写真)。とても、怖い
事実が次々と舞い込んでこる昨今である。
Aug 12, 2016
【スポーツ工学の此岸:総合科学としてのオリンピック】
● 桐生祥秀 アジア新記録37秒60 400メートルリレーで銀メダル
「一月の河」でのオリンピックの話題でもちきり。滋賀も リオデジャネイロ五輪に出場した県出
身の陸上男子400メートルリレーの桐生祥秀選手(20)とシンクロナイズド・スイミングのチ
ーム主将の乾友紀子選手(25)を応援するパブリック・ビューイング(PV)が20日、彦根市
と近江八幡市でそれぞれあった。桐生選手は銀メダル、乾選手は銅メダルを獲得し、会場は喜びに
沸く。陸上男子400メートルリレーはバトンリレー技術で勝ち取ったといえるが、それと同時に、
零式戦闘機の技術とオーバーラップさせるものがある。次回は研究されてくるからそれを上回る訓
練を重ね実証する必要がある。また、今回、ケンブリッジ飛鳥が加わったことで、欧米化が加速し
そうなのも特徴だろう。こうしてみると、オリンピックは、シューズなどの備品・ユニホームなど
改良技術やトレーニング技術とそれに使われる解析ツール、脳神経と身体・精神の総合的制御(肉
体改造・スポーツ支援医療技術を含め)技術の改良の総合的科学とその応用技術、いうなれば第5
次産業の萌芽と関連していることを強く印象づけた大会だったように思う。長生きはするものだ。
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