極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

僕たちのナビゲーション

2019年06月21日 | 政策論

   



                                                  ;                                                                            

 5.公冶長  こうやちょう

ことば-------------------------------------------------------------------------------------------
全28章のほとんどすべてが人物批評である。
人に禦る(あたる)に口給をもってすれば、しばしば人に憎まる」(5)
「道行なわれず、俘(いかだ)に乗りて海に浮かばん」(7)
「回や一を聞きてもって十を知る。賜や一を聞きてもって二を知る」(9)
「われいまだその過ちを見て、内にみずから訟むる者を見ず」(27)
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14 子路はなにか一つ教えを受けると、それをすぐさま実行に移そうとした。実行できないうちは、 新た
に別の教えに接することを恐れた。    

子路有聞、未之能行、唯恐有聞。

Zi Lu was afraid of hearing a new lesson before practicing a previous lesson completely.

※保守の根幹的心理?(→毛沢東の「実践論」)

 




【北極で記録的高温、進む氷の融解 1日37億トンの消失も】

6月20日 AFPは、北極圏のデンマーク領グリーンランド(Greenland)では既に観測史上最高気温が記
録されているが、
2019年は北極にとって再び「ひどい年」となる可能性があると、科学者らは指摘。グリ
ーンランドの巨大な氷床の
融解が進行すると、いつの日か世界の沿岸地域が水没する恐れがあると伝
えた。デンマーク気象研究所の責任者は、2012年に記録された北極の海氷面積の史上最小値とグリー
ンランドの氷床融解量の史上最大値の両方が、更新される可能性がある、今年は気象状態に激しく左
右されると話す。また、グリーンランド北西部で通常より早く氷が解けて、犬が明るい青空の下、雪のな
い山々を背に水の上を歩いているように見える印象的な様子を撮影(下写真)している。調査旅行に同
行した地元の人は、海氷がこれほど早く解け始めるとは予想していなかった。通常は氷が非常に厚いの
でこのルートを通るが、海氷の上にたまった水がだんだんと深くなり前に進めなくなったため、引き返さざ
るを得なかったと感想をしている。また、この写真撮の前日の12日には、カーナーク(Qaanaaq)の気象
観測所で17.3℃を記録。これは
2012年6月30日に史上最高気温をよりわずか0.3℃下回る。



また、米地質調査所(USGS)は、北極圏に生息するホッキョクグマの個体数は海氷域の縮小が原因で、
過去10年で約40%減少し、北極圏に生息し、一角獣の角のような長い牙を持つクジラ類のイッカ
クも、主な天敵のシャチから身を守る役割を果たしている氷の減少に直面している。さらに 世
界の海水面上昇に直接的な影響は、海氷融解以外に氷床と氷河融解。DMIによると、海抜3千メ
ートルに位置するグリーンランドの「サミット観測所(Summit Station)」では4月30日同観測
所の観測史上最高気温となる氷点下1.2℃を記録。また、グリーンランドでは17日、37億
トンの氷が1日で消失したと報告している。ベルギー・リエージュ大学(University of Liege)の気
候学者
はツイッターで6月上旬以降、370億トンの氷が融解したと指摘。2019年6月に氷床減少量の
記録が更新される可能性はますます高くなったという。次に、デンマークの気象学者らは、氷の
融解時期が通常よりほぼ1か月早い5月初めに始まったと発表。氷の融解が5月上旬よりも前に
始まったのは、データの記録が開始された1980年以降で2016年の1回だけ。グリーンランドの氷
の融解は、年間約0.7ミリの海面上昇の原因となっている。融解が現在の水準で続くとこの値は
さらに増加する可能性がある。また、グリーンランドの氷河の融解による海面上昇は、1972年以
降で13.7ミリに達している。



【アトピー性皮膚炎モデルの原因遺伝子を解明】

JAK阻害剤または保湿剤でアトピー性皮膚炎を予防

6月19日、理化学研究所は、皮膚の感覚神経が、「皮膚バリア[1]」によって恒常的に保護され
る仕組みを解明したことを公表。研究成果は、皮膚バリアの減弱により引き起こされる痒みのメ
カニズムの解明に寄与し、アトピー性皮膚炎などの痒みを抑制する新たな治療法の開発に貢献す
ると期待できる。アトピー性皮膚炎などで、皮膚バリアの減弱が感覚神経を活性化し、痒みの誘
導に至るメカニズムはよく分かっていない。今回、共同研究グループは、ヒトの正常皮膚の表皮
内において、神経線維がタイトジャンクション(TJ)[2]と呼ばれる皮膚バリア構造の内側に、常
に保持されていることを明らかにした。その仕組みを直接観察するために、マウス表皮神経の生
体イメージング解析を行った結果、表皮神経終末はダイナミックに伸縮しながら、時折、新しく
形成されたTJのところで、“剪定”されることを初めて発見。一方、アトピー性皮膚炎のマウス
モデルではその剪定がうまく起こっておらず、神経がTJに貫入して外側へ突出しており、剪定異
常の部分を起点として、感覚神経の異常な活性化が起こることが分かった。さらに、TRPA1と呼
ばれるイオンチャネル]を阻害し、この感覚神経の異常な活性化と、痒みの両方が抑制されること
を見いだす。


このせいかから、表皮角化細胞と神経の相互作用による神経剪定が、皮膚感覚の恒常性維持に関
わるという、新しい学説が提唱されます。今後、この相互作用に関わる分子が明らかになれば、
痒みなどの感覚を人為的に制御するための新たなターゲットとなる可能性がある。また、Spade
マウスのような強い痒みを引き起こす皮膚バリア減弱マウスにおいても、TRPA1阻害剤の皮膚へ
の塗布が、痒み抑制に有効であることが示され、さまざまなTRPA1阻害剤について、ヒトに対す
る有効性や安全性の研究が進めば、皮膚バリア機能異常による痒みを抑制する、新たな薬剤が生
み出される可能性がある。


 

【ポストエネルギー革命序論 Ⅹ】



【ナノチューブにおける巨大な光起電力効果】

量子力学的な原理に基づく次世代太陽電池・光検出器実現の可能性

6月20日、東京大学らの研究グループプは、2次元物質遷移金属カルコゲナイドの結晶構造対称性を制御す
ることで大きな光起電力効果が出現することを公表。太陽電池の動作原理にもない光起電力は、光エネルギー
を電気エネルギーに変換する効果。従来の太陽電池にはp-n接合等の界面で発生する光起電力効果が用いられ
てきたが、一部の物質では界面に依らないバルク光起電力効果(Bulk photovoltaic effect, BPVE)が発生
する。界面における光起電力の効率が理論限界に近付きつつある昨今、新たな基礎原理としてBPVEが注目され
ている。今回、
本研究グループは2次元物質として注目されている遷移金属カルコゲナイドの一つである二硫
化タングステン(WS2)に着目。さまざまな結晶構造を持つWS2材料のナノデバイスにおけるBPVE効果を測定し
2元シートをチューブ状に丸めたWS2ナノチューブにおいてBPVE効果が大幅に増幅されること発見。ナノ物質
においてBPVEが観測されたのはこれが初めて。また、既存のバルク物質よりも効果が大きいことを示唆する結
果も確認されました。これらの結果は、結晶構造とりわけその対称性の制御が変換効率の増幅に大きな役割を
果たし、また次世代の太陽電池材料として、2次元物質を基本とするナノ物質が非常に有効であることを示唆
する。

 June 19, 2019


図1.2種類の太陽電池 a、従来の太陽電池はシリコンのような半導体でできている。電気輸送は、ある領
域では正孔と呼ばれる電子空孔を通して(下)、そして別の領域では電子を通して(上)起こる。これら2つ
の領域間の接合部を横切って電場が発生する。 この接合部が太陽光で照らされると、電子 - 正孔対が生成さ
れる。電子と正孔は電界により分離され、電流が発生す。 b、Zhang et al。は、非中心対称半導体───空間
反転として知られている変換の下でその構造が対称性を欠いているもの───で作られている無接合太陽電池
を報告。照明下では、バルク光起電力効果と呼ばれる現象のために電子 - 正孔対が生成され分離され、電流が
発生する。

※Enhanced intrinsic photovoltaic effect in tungsten disulfide nanotubes , Nature doi: 10.1038/s41586-019-1303-3

以上をまとめると、❶真性半導体の二硫化タングステン(WS2)ナノチューブにおいて室温で巨
大な光起電力効果を発見、❷2次元物質を平面二層構造、単層構造、さらに丸めたチューブ構造
というように造制御し、同時に対称性を低下させることが、光電変換効率の向上に決定的な役
割を果たすことを確認。新しい量子力学的原理に基づく発電材料、光検出器への応用につなが
ることが期待される(東大など、ナノチューブにおける巨大な光起電力効果を発見、日本経済新
聞、2019.06.20)。

  June 18, 2019

【全固体型リチウム電池 エネルギー密度400ワットアワー/リッタ-実現】

6月18日、イメック(ナノエレクトロニクス、デジタル、エネルギー技術研究所)は、欧州電気自動車電池
サミットで、 0.5Cの充電速度(2時間)で400Wh / Lのエネルギー密度を持つ固体リチウム金属電池セル───
全個体型電池製造ラインで、材料・拡大生産を開始したことを公表した。また、湿潤型リチウムイオン電池の
性能を超え、2024年までに2~3Cで1000Wh / L達目標を掲げる。電気自動車の走行距離と自律航続では
充電式リチウムイオン電池技術の改善不十分で、湿潤電解質を固体材料───セルのエネルギー密度を液体電
解質ベースセルのエネルギー密度を超える事業基盤開発が盛んに行われている。この研究開発センタが開発し
固体ナノコンポジット電解質は、最高10 mS / cmもの高導電率を、さらに高導電率を実現できると見なされ
ている。新しい材料の特徴は、それが湿式化学塗工を介し液体として塗布→電極内構成配置され固体変換され
る。液体電解質の全空隙を充実し、最大接触で高密度粉末電極を製造できる。また、固体ナノ充填電解質を標
準的なリン酸鉄リチウム負極/リチウム金属正極と組み合わせる、

 Wikipedia

さらに、イメックは100平方メートルの乾燥室を含む300平方メートルの電池製造試作ラインで新
固体電池技術
開発用最先端研究室で内装部品生産拡大を始めている。この従来のA4シートツー
ウェットコーティングベー
スのラインは、イメックの革新的固体電解質処理が最適であり、新内
装品の組み立は、既存リチウムイオン電
池用製造ラインを少し変更することで実現。EnergyVille
キャンパスに位置し、ハッセルト大学と共同で設立さ
れた新しい試作ラインは、最大5Ah容量の
プロトタイプのポーチセルの製造を実現。

 
参考特許:
WO 2019/016101 Al Fabrication of solid-state battery cells and solid-state batteries

固体電池セルおよび固体電池の製造

【要約】 固体電池セルおよび電池を製造する方法、ならびにこのようにして製造された固体電
池セルおよび電池の提供。これらの方法は、弁金属層の少なくとも一部を複数の間隔を空けて含
むテンプレートに変換することに関するもので、
(ナノ)チャネル、および/またはテンプレー
トの(ナノ)チャネルの内側に複数の離間した構造を形成。
それらはさらに導電性基材上の機能
性材料の層の形成に関する。

 


JP2017228519A  Method for the fabrication of a thin-film solid-state battery with   Ni(OH).2 
Ni(OH)2を用いた薄膜固体電池の製造方法 電極、電池セル、および電池

【要約】従来の水系電池と比較して、乾燥の危険性が回避され、または大幅に低減された、Ni
系正極を有する薄膜固体電池セルおよびその製造方法を提供する。 第1の集電体層12を含む
基板上に薄膜固体電池セルを製造するための方法が開示される。この方法は、第1の電極層を堆
積することを含む。第1の電極層30は、細孔壁を有する複数の細孔を含むナノポーラス複合層
である。第1電極層30は、誘電体材料と電極活物質粒子との混合物を含む。この方法はまた、
第1の電極層30の上に多孔質誘電体層40を堆積することを含み、さらに多孔質誘電体層40
上に第2の電極層50を直接堆積することを含む。電気化学堆積プロセスを使用する。薄膜固体
電池セルおよび電池がさらに開示されている。





【完全固体型色素増感太陽電池の実用化】

6月11日、株式会社リコーは、エネルギーハーベスト(環境発電)製品の第一弾として、室内光で発電す
る完全固体型色素増感太陽電池を実用化し、大成株式会社と株式会社デザインオフィス ラインが10日
に発売したバッテリー搭載型デスク「LOOPLINE T1(ループライン ティーワン)」の室内用ソーラーパネル
として採用されたことを公表。すべてのものがインターネットにつながるIoT (Internet of Things)社会の進
展に向けて、周辺環境に存在する光や熱、振動などから発電するエネルギーハーベスト(環境発電)、充
電を必要としない自立型電源が求められ、中でも、太陽電池は光があればどこでも発電できることから有
望視され、室内光のような微弱な光においても良好な発電性能を示す色素増感太陽電池は次世代型太
陽電池として注目されていた。リコーが開発した完全固体型色素増感太陽電池は、複合機の開発で培っ
た有機感光体の技術を応用することで、電解質を固体材料のみで構成することに成功しました。電解質
に液体を用いる電池が抱える液漏れや腐食といった安全性や耐久性に対する課題を解決すると同時に
、室内光源波長に適した有機材料の設計および、デバイス構造の最適化を実現することにより、発電性
能を大幅に向上。大成株式会社と株式会社デザインオフィス ラインが発売する「LOOPLINE T1」は、サ
ステナブルをコンセプトとした内装家具「LOOPLINE」の第一弾製品となるバッテリー搭載型デスク。天板
に搭載されているリコー開発の完全固体型色素増感太陽電池を用いて、LED照明や蛍光灯などの室内
光で発電し、デスク内蔵の取り外し可能なバッテリーへの充電が可能となる。AC電源がなくても充電する
ことができ、災害時などの電気が使えない環境下に、スマートフォンなどへの電力供給を継続できる。



 



今夜の寸評:2050 僕たちのナビゲーション

2050年は、対比とパラドックス世界という。一方で、科学技術は、新たな危機・課題・機会に対
応し進歩───遺伝学、ナノテクノロジー、バイオテクノロジー、根本的な変革をもたらす一方
で、非常に破壊的であり、これまで以上に恐ろしく、予測困難で混沌とした世界をもたらす。人
類は今や何世紀にもわたる将来の道───生存・破壊・繁栄・崩壊 を決定する交差点とたとえ
る。また、政治的、経済的、社会的構造のいくつかはある意味で、資本主義が依然支配的経済モ
デルで、現在は生態学的影響×資源不足×人「口動向×技術×他多数要因に対応して劇的に進化
し、第一世界は、社会的保存の必要性が問われ、置き換わり、ほとんどが崩壊し、まだたくさん
の裕
福な人々が、お金は縮小し上流階級に集中。2050年までに、伝統的な」自由市場資本主義
れた制度予測されてもいるが、反面、それが中途半端であっても、「僕たちのナビゲーショ
ン」は今まで通り、個人の深い洞察力で回避するしかないと、実弟と話し明かした朝
、帰りの車
の中そう再確認する。


 ● 今夜の一曲

竹内まりや 君住む街角On The Street Where You Live
Music Writers:Alan Jay Lerner, Frederick Loewe,

ミュージカル「マイ・フェア・レディ」のなかでロマンティックなバラードとして人気の高い
品で1956年当時ヴィック・ダモーン盤が全米4位を記録したほか、エディ・フィッシャー盤、ロ
ーレンス・ウェルク盤もチャート・インしている。なお、ヴィック・ダモーン盤は1958年には全
英シングルチャートで1位を記録している。1964年に映画化されるとアンディ・ウィリアムス盤
が全米28位まで上昇し、数多くのカバー・バージョンが生まれている。ヴィック・ダモーン盤は
美声を生かした圧倒的な迫力でファンを魅了し、アンディ盤はそのロマンティックな表現でファ
ンに支持された。2007年5月23日発売、竹内まりやのアルバム『DENIM』の挿入曲。ア
レンジは服部克久。TBSテレビの『ブロードキャスター』のテーマソングとして使われ、竹内ま
りやは以前『クリスマス・ソング』も収録
。、

I have often walked down this street before
But the pavement always stayed beneath my feet before.
All at once am I several storeys high,
Knowing I’m on the street where you live.

Are there lilac trees in the heart of town?
Can you hear a lark in any other part of town?

Does enchantment pour out of every door?
No, it’s just on the street where you live.

And oh, the towering feeling,
Just to know somehow you are near!
All that overpowering feeling
That any second you may suddenly appear!

People stop and stare, they don’t bother me.
For there’s nowhere else on earth that I would
rather be. Let the time go by,
I won’t care if I Can be here on the street where you live.







  

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